怖くて悲しい話一覧

もう少しだけ待っててね

友達に変わった子がいた。 最初は普通だったんだけど、途中から実は霊が見えるとか言い出した。 私はそういうの信じれないタイプ、今日まで。 その子の話をまとめると、 ・霊が見える。 ・こ...

星になった○○○くん

本当は書く事をためらったんだけど、書きます。 先月、私の住んでいる千葉市の某マンションで事件が起きてしまった。 ノイローゼになった母親が6歳と4歳の子供を刺し殺してしまったのだ。 4歳...

紫鏡

手鏡あなたは『紫鏡』という言葉をご存じでしょうか。 この言葉を知っている人は、20歳の誕生日までに忘れてしまわないと、鏡の世界に引き込まれ、死んでしまうという話です。 この話の発端となるのは、...

震災にて

自分の避難した体育館では、避難していた医師の指示で一部を区切って怪我人を寝かせてありました。 怪我人をステージの向かって右手。 風邪などの感染症は向かって左手に。 自分は介護士でしたから、怪...

メンコ

俺のオヤジから聞いた話。 オヤジが小さい頃の遊びといったらメンコが大ブームで、オヤジも色とりどり様々なメンコを集めていたが、腕はからっきしだったとか。 あるとき、同じ町内のA君に惨敗し、彼に頼...

月曜日の夜中

以前住んでたマンションの一室。 場所ははっきり書けないけれど、大雑把に言うなら新宿・渋谷とも徒歩で行ける場所。 駅は2路線使用可、歩いて5分もかからない。 周辺は閑静な住宅街、しかも緩やかな丘の...

歩いて来る男

十数年前。 二十代のオレは新橋のリ○ルートのビルでビル管理の派遣のバイトをやっていた。 都心のビジネス街のど真ん中のビル。 一階駐車場隣接の狭い管理室に日中詰めてるワケだけど、監督もいないし気楽...

ヤクルトお婆さん

あれは俺が小学校四年生のときでした。 当時、俺は朝刊の新聞配達をしていました。 その中の一軒に、毎朝玄関先を掃除しているお婆さんがいました。 そのお婆さんは毎朝、俺が「お早よう御座居ます」と言う...

兵士の幽霊

ガキの時分に、鍼灸師のジジイから聞いた話。 ちょっと変わった幽霊談です。 ニューギニアのあたりのある戦場でのこと。 大規模な戦闘をした部隊があって、その後、その部隊の前線基地に、 夜な夜...

心の闇

私は数年前まで中学校の教員をやっていた者です。 学校というところは、大勢の人間が行き来するだけにさまざまな『気』が澱んでゆく場所のようです。 よい意味で清々しい気もあれば、悪意に満ちた気もある… ...

その日は20年前の・・・

AとBはとても仲のいいクラスメートで二人はいつも一緒だった。 互いの家が近くにあるので、一緒に登下校していた。 学校の休み時間も二人で遊んだし放課後にも二人で遊んだ。 学校の近くに沼があり、...

かじこ

私の趣味は釣りです。 海山川、どこでも場所を問わず幅広く楽しむのが私流ですが、特に船で沖へ出ての釣りは醍醐味が味わえるためお気に入りです。 これはそんな私が、随分前に体験した話です。 長期連...

子供の掌が怖い

死に目を看取った叔父の話。 独身だった叔父は姉の子供のオレを我が子のようにかわいがってくれていた。 オレも叔父が大好きだったし、社会人になってからオレは叔父と同居して、叔父が亡くなるまで一緒に...

木炭幽霊の話

木炭幽霊の話なら俺も知ってますよ。 うろ覚えなとこもあるんで、その辺は適当に補完しつつ書いてみます。 ある作家の人(名前は忘れたです)が都会暮らしが嫌になって、どっかの山奥に小屋を建てて移り住...

俺が見た家族

それはある蒸し暑い夏の日のことでした。 なぜか体の節々が痛む。 「あの程度のドライブで疲れがたまるとはなぁ。俺も歳かな」 などと、思いながら遅い朝食をとろうとダイニングに足を向けたその...