お化けトンネル

お化けトンネル 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

先輩から聞いた話。
とある県(詳しくは教えてくれなかった)には昔から通称「お化けトンネル」というトンネルがあってまさにその名のとおり幽霊の目撃例が多いらしい。
トンネルの中に入って上のほうを見ると顔がボーっと浮かんでたとか、変な声が聞こえたとか・・・
地元の人にはかなり有名で近くに数件ある民家の人も緊急な用がなければ無理には通ろうとしなかったそうだ。

そんな話を聞きつけた地元の大学に通い始めた大学生の男女の4人組。
ちょうどその時1人の男が車の免許を取ったということでドライブに行こうということになり初ドライブでお化けトンネルに行くことに。
4人はわざわざ深夜にトンネルに到着するように出かけ、多少怖がりながらもトンネルを抜けたそうだ。

案の定トンネルは妙な雰囲気を持っていたらしい。
先輩いわく「普通その時点で帰るよな、こえーし。」俺もそうだろうな・・・
そんでその4人もなんとなくそんな空気を感じ取り、女の子たちは帰ろうと言ったそうだ。
でも男たちは女の子の手前もあったのか「(幽霊が)出るまでは帰れねーよな」なんていいながらトンネルをくぐってはUターンしてまたくぐるということを4,5回くりかえしたそうだ。
そしてようやく飽きてきた男たちがもう一回くぐってやめるか、という話をしていたときに反対車線からパトカーがやってくるのが見えた・・・

そのパトカーは4人の車を路肩に止めさせものすごい形相でこちらに向かってきた。
警察官は車のウインドゥを叩き開けさせいきなり「誰なんだ!!おまえか」と叫んだ。
4人は訳がわからずただ「スピードは出してませんでしたよ」と答えるのが精一杯だった。
警察官はさらに4人を順繰りににらみつけながら

「そこの家の方から通報があったんだよ!!」

と警察官はある民家を指差しながら

「さっきからトンネルを出たり入ったりしてる車がいるんだけど車の屋根に白い服着た人らしきものがへばりついてて危なそうだってな!」

と言った。
警察官はなおも危ないから注意してやってくれといわれた、とかもうガキじゃないんだからなどと言う。
4人は一瞬のうちに体中に鳥肌が立ってしまったそうだ・・・・
4人はそんなことを全くしていないし、誰も白い服なんか着ていなかった。
警察官にそのことを必死で説明すると

「・・・あっ・・」

と言ったきり口をつぐんでしまったそう。
警察官には気をつけて帰るように言われ4人は震えながらもなんとか家路に着くことができたらしい。
あとでもっと詳しいことを聞いとけば良かったのに、と俺は思ったがよくよく考えたらそんなことできっこないわな、とりあえず二度と思い出したくもないだろうし。

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