怖くて悲しい話一覧

歩いて来る男

十数年前。 二十代のオレは新橋のリ○ルートのビルでビル管理の派遣のバイトをやっていた。 都心のビジネス街のど真ん中のビル。 一階駐車場隣接の狭い管理室に日中詰めてるワケだけど、監督もいないし気楽...

ヤクルトお婆さん

あれは俺が小学校四年生のときでした。 当時、俺は朝刊の新聞配達をしていました。 その中の一軒に、毎朝玄関先を掃除しているお婆さんがいました。 そのお婆さんは毎朝、俺が「お早よう御座居ます」と言う...

兵士の幽霊

ガキの時分に、鍼灸師のジジイから聞いた話。 ちょっと変わった幽霊談です。 ニューギニアのあたりのある戦場でのこと。 大規模な戦闘をした部隊があって、その後、その部隊の前線基地に、 夜な夜...

心の闇

私は数年前まで中学校の教員をやっていた者です。 学校というところは、大勢の人間が行き来するだけにさまざまな『気』が澱んでゆく場所のようです。 よい意味で清々しい気もあれば、悪意に満ちた気もある… ...

その日は20年前の・・・

AとBはとても仲のいいクラスメートで二人はいつも一緒だった。 互いの家が近くにあるので、一緒に登下校していた。 学校の休み時間も二人で遊んだし放課後にも二人で遊んだ。 学校の近くに沼があり、...

かじこ

私の趣味は釣りです。 海山川、どこでも場所を問わず幅広く楽しむのが私流ですが、特に船で沖へ出ての釣りは醍醐味が味わえるためお気に入りです。 これはそんな私が、随分前に体験した話です。 長期連...

子供の掌が怖い

死に目を看取った叔父の話。 独身だった叔父は姉の子供のオレを我が子のようにかわいがってくれていた。 オレも叔父が大好きだったし、社会人になってからオレは叔父と同居して、叔父が亡くなるまで一緒に...

木炭幽霊の話

木炭幽霊の話なら俺も知ってますよ。 うろ覚えなとこもあるんで、その辺は適当に補完しつつ書いてみます。 ある作家の人(名前は忘れたです)が都会暮らしが嫌になって、どっかの山奥に小屋を建てて移り住...

俺が見た家族

それはある蒸し暑い夏の日のことでした。 なぜか体の節々が痛む。 「あの程度のドライブで疲れがたまるとはなぁ。俺も歳かな」 などと、思いながら遅い朝食をとろうとダイニングに足を向けたその...

幽霊になるまで

では、そろそろ話そうか。 俺の住んでる学生寮なんだが、昔、戦争の時に爆撃受けて何人も死んでる土地柄にあるのよ。 造り自体は何度も改装して新しいんだが。霊現象は結構ある。 たとえば寮母さんが階段の...

白い影

当時、私は精神的に荒んでいて、よく大型バイクをかっ飛ばしたりしていました。 その日もバイクで走っていたのですが、広めの幹線道路は渋滞していました。 そこで、道の左端をすり抜けて進みました。 ...

彼女

俺が高校生だった頃、隣のクラスに目茶苦茶可愛い子がいて、俺は恋心を抱いていた。 一年ほど片想いをしていたが、体育祭の日、その子が俺に告白をしてきて付き合うことになった。 その子は高校でもかなり...

ハイハイする赤ちゃん

今から、2年ほど前の話なのですが、小雨の降る初夏の夜でした。 私は、チューンアップした車で、山にドリフトをしに行きました。 平日の深夜ということもあり、いつもよりは車のとおりが少なく雨の音がよく聞...

延々と味わい続ける

これは霊感のある友達から聞いた話です。 この友達は霊感が強くて、よく霊を見るようでした。 ある日、渋谷の交差点を少し過ぎた辺りを歩いてるとき、車道から突然 「キキー、ドーン」 と物...

ダム底を探検

ダム湖の水位が下がり、いくつかの建物が、その姿を現していると聞かされた。 話の流れで、ダムの底を探検しようという話になった。 無論、いけないことと知った上でのことだ。 あまり、人目に立たぬ方...