サークル仲間
大学四年生の十一月、永瀬の就職がようやく決まった。 本人は小さな会社だと言っていたが、内定を貰えたことに変わりはないし、晴れて仲間内全員の進路が決まったことで、一月に旅に行く運びとなった。 旅...
大学四年生の十一月、永瀬の就職がようやく決まった。 本人は小さな会社だと言っていたが、内定を貰えたことに変わりはないし、晴れて仲間内全員の進路が決まったことで、一月に旅に行く運びとなった。 旅...
長野の某市の山間の村に住んでいた。 ダムの近くまで降りて舗装の汚い凸凹の坂道で夕暮れまで遊んだり、遠くに見える市の明かりを眺めたり、お墓の近くでぼーっと座っていたこともある。 小6の夏休み...
これは私が、まだ小学生だった頃の話です。 父の仕事の都合で、私達家族は新しい土地へ引越しをすることになりました。 正直私は友達と離れるのが嫌で嫌でたまらなかったのですが、当時5歳の弟にとっては...
小学校低学年の頃の話です。 その頃の私はいわゆる鍵っ子で、家に帰っても誰もいない寂しさから、いつも夕方遅くなるまで学校に居残って遊んでいました。 たいていは友達といっしょに運動場でボール遊びを...
俺が先輩から聞いた話です。 先輩には高校からの付き合いの友人Fがいた。 ある日そのFの彼女Sから先輩に電話がかかって来た。 相談があると言うのだが、その女と先輩は以前、Fに紹介されて一度会っ...
僕が高校2年生のとき、変な夢を1週間程見たことがあります。 僕には姉が一人いるだけで、弟や妹はいないんですが夢の中で女の子が「お兄ちゃん遊んで」と言いながら駆け寄ってきます。 これと言った特徴...
この話は、ある会社の社員寮に住んでいた時の話です。 当時、新入社員の俺は、入社と共に埼玉県の某市にある社員寮に入ることにしました。 その寮は、鉄筋コンクリート造りの3階建ての建物で、建物自体古...
これは、私が大学4年生の時の話です。 当時化学系の学部に所属していた私は、卒業論文発表まで3ヶ月を切っており、研究室へ寝泊まりしながら実験を行う日々を送っていました。 その日は私以外の学生はお...
ばあちゃんが死んだ時にさ、心電図っての? アレがピーと鳴った訳よ まぁ、死んだんだから当たり前だけど とにかく鳴った訳よ 「あぁ死んだのか」 って思って泣いてたんだけど、じい...
中学時代からの付き合いで東京で警察官をやっている友人がいます。 警察の仕事をしていてもやはり不可解、超常現象的な事はあるようで、 「警察の仕事やってると、そんなものより人間の方が怖くなるわ!」 ...
私が十代終わりの時に初めてできた7才上の彼氏の話。 その人趣味の一部として猟奇イラストとかを好んで見たり描いたりしてたのね。 まあ私も猟奇話しは嫌い違うかったし(それが直接性欲に繋がる気持ちは...
私が体験したというよりは、母親が体験したこと。 そのとき母は妊娠四ヶ月目に切迫流産を起こし、母体ともかく子供が危険な状態で、一ヶ月入院したらしい。 その前に一人流産してる母は、この子もそうなる...
バイト先で出来た友達が漫画を貸してくれたの。 「昔流行ったけど読んだことないんだよね~」 なんて些細な一言を覚えててくれてさ 『ダイの大冒険』って漫画。 でも一気に全巻持って来てくれて...
ある田舎町の高校で、写真部に所属する男が、同じ学校の女の子に片想いした。 彼女は町外れの古い家でおじいさんと2人暮らしで、おじいさんの面倒をよくみるとても優しい子で、みんなから人気があった。 そん...
俺が2年ほど前に体験したときの出来事を話してみる。 あれは俺が高校2年生の夏のことだった。 クラスの友人たちと6人で集まり酒盛りをしていたのだが、誰が言い出したのか、「心霊スポットに行こう!」...