不思議な話一覧

なくなったはずのぬいぐるみ

生まれた頃に買ってもらったぬいぐるみがあって、毎日一緒に寝てた。 自分のアルバム見ても、小さい頃は一緒に写ってる写真がたくさんあるくらい持ち歩いてたし、高校生とかになってボロボロになっても、縫ったり...

落城のことを書いていると

二、三年前の友人の話。 お払いというか供養代わりに話してくれということです。 私の友人(以下N)は歴史が好きで、昔から趣味でそういう小説を書いている。 その頃、彼女が書いていたのは、とあるお...

笑う女たち

高校時代、俺は相当な問題児だった。 問題児と言っても授業をサボるとか他校の生徒との喧嘩に明け暮れるとか女を振り回すとかそんなカッコいい不良では無く、提出物を出さなかったり細かい校則を破ったりする...

追い風

僕は今工房なんですが、厨房の時に不思議な経験をしました。 あまり怖くは無かったのでスレ違いかもしれませんが、書かせてください。 僕は厨房の時陸上部でした。 基本的には短距離と幅跳びをやってま...

エンコ

夏は、遊ぶ=海で泳ぐくらいしか、勉強以外にする事がないド田舎が実家。 進学で地元を離れたまま、就職、結婚して、初めて子を連れて帰省した夏の話。 昼間、明らかにはしゃぎ過ぎて、早々に子どもは寝ち...

野生の猿?

俺がまだ宮城の山奥に暮らしていた高1の時の事。 俺は幼い頃より、爺さんの指導で空手の修行を十数年近く続けていた。 この日も俺は、学校の帰りに舗装されていない山道をMTBでガシガシと昇っていった...

九死に一生

以前仕事でかかわった土木事務所のおじさんは、若いころダム建設の足場から40メートルぐらい落ちて九死に一生を得た人なんだけど、「落ちる時間がすごい長かった」と言ってたよ。 20分だったか2時間だったか...

助けてくれた霊

この話は私が大学生入学当事から起こりそしていつのまにか終わっていた私の実体験の記録です。 この一連の体験の始まりは入学当事、車の免許を取り立てではしゃぐ私が猫をひき殺してしまったことからはじまっ...

ポマードの匂い

25年ほど前の寝苦しい真夏の夜のこと。 夜中に父の使ってるポマードのにおいがして目が覚める。 半分寝ぼけていたので、「ああ、となりの旦那さんが同じポマード(父が現役リーマンのころ使っていたカネボウ...

一人分より多い人

ごくたまに一人分より多い人がいる。 ナニが多いのか説明しづらいんだけど、存在感みたいなものが。 かなり親しくつきあってしみじみ感じるものなので、今まで三人しか会ったことないけど。 一人は霊視...

不思議な不動産屋

十年前、結婚してすぐから住み続けていたアパートの引越しを考えていた。 2月頃とある不動産屋に入った時のこと。 店には中年の女性が1人いて、席に座るよう促された(ここまで会話らしいものは無し)。 ...

夢とおんなじ

ある、夏の夕方私はうたた寝をしていました。 夢の中で「リーン、リーン」と電話のベルがなっています(その頃は黒電話)。 ベルが3回鳴ったところで料理を中断した母が台所から出てきて受話器を取りまし...

交通安全のお守り

これは私の身におきた出来事。 数年前片田舎で小さなショットバーを開店した。 廃墟のような10坪もないような小さな物件。 しかし信じられないような破格、そして全面リフォーム可。 というふれこみに...

狂ったような踊り

Tさんは、地元の高校に通う普通の高校二年生である。 彼には、幼い時からとても仲のよい友達としてY君という同級生がいた。 だがこの親友であるY君は、とても気が弱く、学校でもいつもいじめの対象になって...

瞬間移動

私が二十歳になって初めての選挙のことだから9年位前の話です。 初めての選挙で投票に行ったんです。朝っぱらでした。 投票所が私の母校の小学校の体育館で、そこに入るの卒業以来だったので「こんなに狭...