不思議な話一覧

木の下の女性

小学校の頃、よくお父さんと山に登ってたので、そのときの体験談です。 当時は長期の休みになると、必ず山に行ってました。 そんなすごい山じゃないんですけどね。 冬休みにいつも行く山に登ったん...

廃鉱の村の調査

大学時代の友人が体験した話。 友人は農学部で生物関連の色々なバイトなんかを受けていた。 動物調査や、標本採集はキツイだけあって結構給料がいいのでよく受けていたそうだ。 言葉だけ聞くと楽そうに...

山で隠れて

中学の頃、10日位高熱が下がらず、入院して点滴しても効かなかった。 仲良かった同級生のおばあちゃんが見える人で、 「私ちゃん遠足の山登りで、しっこが我慢できず奥行って隠れてした。 しゃがんだ...

座敷童

実体験の話。 中学生の頃一人で留守番していた時に、学校の上履きを風呂場で洗っていたの。 風呂場は一階にあるんだけどしばらくしたら二階から子供の話してるような声が聞こえてきたのね、男の子と女の子...

白い人達

それは僕が6歳になった夏の事です その日は母と2人でご先祖様の墓参りに二人で行きました。 暑さのせいか、お盆だと言うのに僕と母しか人はいません。 とても良い天気でせみのうるさい声と大きな入道雲・...

年神様

『年神様』って知ってる? 大晦日の晩に、「ほとほと、ことこと」と家々の戸を叩いて回るといわれている神様。 私は中1の時、その経験をした。 東京都中野区の祖父母の家。 大晦日の晩で、その年は...

渡し賃

ある家族がいた。 その家族は祖父・祖母・父・母・子 という家族構成だった ある日祖父が死んだ。 焼く時には三途の川の渡し賃6文を一緒にいれるのが習わしだが現代そんなものは手に入らない。 だ...

エンマと渾名される男

某所で建築関係の仕事をしている。 とある工場でプラントの監理で働いている時の話である。 その工場の建築監督官の中にエンマと渾名される男が居た。 いつもメモ帳を持ち歩き(閻魔帳といわれてい...

大広間

父方の叔母から聞いた話です。 父の実家(田舎です)は代々裕福な家だったものの、大正ごろにすっかり勢いが失せてしまったそうで。 けれども、古い大きな日本家屋だけは栄えていた当時の面影を残していま...

無くなった盆踊り

夏祭りの季節が近付いてきたけど、俺は盆踊りが苦手だ。 亡くなった人の魂を迎えて慰めるための祭りで、踊ってるうちにそういう人が混ざったりする、なんて言うけど、昔住んでいた地区の盆踊りではどうも変なもの...

黄色い縄跳び

谷拓さん(仮名)は学生時代付き合った彼女とは忘れられない思い出があるといいます。 谷さんはその彼女とはとてもウマが合い、長年暮らしたオシドリ夫婦のように気持ちが通じ合えたそうです。 そんな二人...

深夜の留守電

でも眠気のせいか体が動かず、すぐそばにある電話に出られない。 そのうち留守電に切り替わり、録音しながら友人A子の声が聞えてきた。 「お父さんが交通事故を起こして即死したって連絡があったの。 ...

白い人

五年前に死んだ祖父がよく言ってた話。 今から60年以上前で戦時中で神戸であった話だそうだが、ある日、祖父が空を見上げたときに白い布みたいなのが飛んでた。 よく見てみると布ではなくて顔も体も...

三つ巴

うちの近所では、左回りにグルグルと螺旋を書くように順繰りに死人が出た。 昭和50年代に開墾された住宅街で、同世代ばかりなのだけれども、31歳の長男を亡くした家もあれば、16歳の娘さんを亡くした家...

後輩の声

俺が大学3年の時の怖い、というか悲しい話。 当時テニス部員だった俺は、夏休みに恒例の夏合宿へと行った。 テニスコートを備えた、山の中の安い温泉旅館で5泊6日の日程だった。 テニス部といっても...