師匠シリーズ 第36話 鏡
大学1回生の冬。 大学に入ってから出入りするようになったネットの地元系オカルトフォーラムのオフ会に出たときのこと。 オフ会とは言っても、集まって居酒屋で飲む程度のものもあればディープなメンバーによ...
大学1回生の冬。 大学に入ってから出入りするようになったネットの地元系オカルトフォーラムのオフ会に出たときのこと。 オフ会とは言っても、集まって居酒屋で飲む程度のものもあればディープなメンバーによ...
Bとは今勤めている会社で知り合った。 俺が入社した時、いろいろ面倒を見てくれたのがBだ。 Bの指導は大雑把なもので、几帳面な俺はかなり戸惑ってしまった。 だが同い年であったことと出身地が同じであ...
稲川淳二が怪談話を始めて、人気が出だした頃の事。 当時のバイト先の仲の良かった早番の女の子が、 「怖い話好きだよね。コレ知ってる?」 と、カセットテープを差し出した。 「稲川淳二のやつだよ...
大学1回生の秋。 オカルト系ネット仲間の京介さんの部屋に、借りていた魔除けのタリスマンを返しに行ったことがあった。 京介さんは女性で、俺より少し年上のフリーターだった。 黒魔術などが好きな人だっ...
会社の同僚との飲み会。 3次会まで行きギリギリ終電に間に合った。 最寄り駅に着いたがもうバスもない。タクシーと思ったが長蛇の列。 面倒くさい、歩いて帰ろう。30分くらいかかるが酔い覚ましには丁度...
浮気をしたのが彼女にバレて2週間。 ずっと連絡の無かった彼女が、やっと部屋にあげてくれた。 でもお互い気まずくて、一言も口を利けないまま、時間だけが過ぎていく。 僕はその空気に耐えられな...
俺は今は大きなデザイン事務所に勤めているのだけど、専門学校を出て暫くは、学校から勧められた冠婚葬祭会社で写真加工のバイトをしていた。 葬式の場合は遺影用としてスナップから顔をスキャンしてスーツ姿にし...
当時、彼女は夫と二人で、郊外の一戸建てに住んでいたそうです。 ある夜、彼女は、仕事の後に飲みに行くと言った夫を待っていました。 しかし、あまり遅くなったので先に寝ることにしました。 そして眠...
その噂をはじめに聞いたのは、ネット上だったと思う。 地元系のフォーラムに出入りしていると、虚々実々の噂話をたくさん頭に叩きこまれる。 どれもこれもくだらない。 その中に埋もれて、「黒い手」の噂は...
私の姉の話で、私自身が体験した話です。 私の姉は過食症でした。 高校二年の頃から姉はよく食べるようになりました。 元々よく食べる方だったのですが間食も増え、一回の食事の量は二人前は当たり前。...
これは私が社会人1年目の時、同期の友人に起こった話です。 彼は少ない賃金から学生時代の奨学金返済をしなければならない割には、交友関係が広くひっきりなしに飲み会へ足を運んでいました。 そんな生活...
保瀬の大崩壊は凄まじい怨念を抱えたまま自殺した母と子の呪いによるものだ、と伝える碑と供養碑がある。 江戸時代、お杉という女性が、お玉という3歳になる娘を連れて保瀬部落に嫁いできた。 部落の権力...
私が中学3年の時だと記憶してます。 ある晩、私はテスト勉強の為、自宅の1Fの応接間にこもっていました。 家族は出掛けていたので、その夜は自宅には私一人でした。 テスト勉強がはかどらないのでTVの...
駄文失礼します。 よく聞くのが、もう一人の自分と会ってしまうと、死んでしまうと、いう噂。 これは、少し違うお話。 あなたは、もう一人の自分を見たことがあるだろうか? 当時小学生だった私は、...
大学2回生時、9単位。 3回生時0単位。 すべて優良可の良。 俺の成績だ。 そのころ子猫をアパートで飼っていたのであるが、いわゆる部屋飼いで一切外には出さずに育てていて、こんなことを語りかけて...