孔雀王

小学五年生の頃の話。 その頃は学校ではこっくりさんやキューピットさんが流行っていて、放課後になると誰かが必ずやっていた。 その日もいつもの様に放課後に女子3人がこっくりさんをやっていた。 俺...

泉の広場

だいぶ昔の話です。 友達のお姉さんの体験談です。 大阪の梅田に、「泉の広場」っていう待ち合わせスポットがあるんですけど、そのお姉さんはそこで自分の友人と待ち合わせをしていました。 その日は、...

落雷

子供の頃、住んでた街の大木に雷が落ちた。 大人二人でやっと手が回るくらいの大きさの樹。 当時、マンションの6階に住んでて、その時はずっと遠くの雷を見てて、すぐそこの並木道に落ちた瞬間を見た。 ...

トイレの壁

友達と8人で、多摩川上流(東京都)に遊びに行った時のことなんだけど。 そこは東京都言っても、もう山梨県に近い奥多摩町というところで、信じられないくらい綺麗な川と山々に囲まれたトコなのね。 俺達は以...

赤いランドセル

大学時代に、友人から聞いた体験談です。 私の大学は結構な田舎でして、羽を伸ばす所がこれといってありません。 そういう事情に加え、学生の多くが車を所有していることもあり、必然と連れ立ってドライブ...

黒いかたまり

8年くらい前、横浜に住んでたときの話。 日本大通りに職場があったんでバイクで通える距離の阪東橋近くのボロアパートに住んでたんだが、とにかく治安がよろしくなかった。 夜出歩けばアジア系の立ちんぼやら...

ピアノの怪談

私が高校生だった頃の思い出話です。 私の通っていた高校は、全寮制の、歴史ある学校でした。 県下で一の伝統を誇り、建物は古く、先生方の頭も古く、指導の厳しいところでした。 生徒の自主性といった今流...

自殺の監視

私の弟が大学時代に体験した話しです。 長くなりますので長文苦手な方はスルーして下さい。 弟が大学2年の夏休み前、友人のKがウマ~なバイトを見つけて来たそうです。 バイト内容は崖の上から眺める...

帰社する足音

昔勤めていた会社での話。 そこは同系列の別会社と一緒に大きな部屋を借りて二つに仕切り、それぞれの社員がドアで出入りできるようにしてあった。 仕切りはどちらの会社の人も通れるように1m程の隙...

完全な隔離

今から60年前のことである。ある地方都市に不幸な女がいた。 彼女の名をA子としよう。彼女は動物園の飼育係である。 その頃、動物たちは食料や薬の不足で次々に死んでいた。 動物達の最後を看取るのは、...

突然死

じゃ俺の友人の話を。 ある日友人が「泊めてくれ」と言ってきた。 一人暮らしなので奴を泊めてやることは時々あったが、この時は明らかに様子がおかしかった。 妙にびくついてるし、顔色もえらく悪い。...

祟り神

一説によると霊感は生まれた時からある人、二十歳になるまである人、二十歳を境に発生する人、ずっと無い人に分かれると聞いた事があります。 どうやら俺は二十歳過ぎてから見えるタイプだったらしい。 厳...

赤い服の人

ある時、3人で沢登りに行ったが、15メートルほどの滝が、状態が悪くどうにも直登できなかった。 やむを得ず、滝の左側の斜面を大きく回りこみ滝の頂上に出ようとした時、先頭を行く友人(A)が突然落下した。...

鉄道自殺

知り合いの男性から聞いた彼の彼女の話。 数年前、一人の女性が鉄道自殺を図った。 それは事後処理された後、自殺と断定された。 電車の運転手が目の当たりにしたことや、ホームにいた人たちの証言もあ...

留守録に残ってた音声

昨日、車屋でスタッドレスにはきかえた帰りに、ビデオ屋に寄ってDVD借りて帰ったんです。 怪奇!アンビリーバブルってやつで、心霊写真を検証する的な内容だったんですが、最後のネタが「死の電話番号」ってや...