帝国による軍事教練所

バルチック爺さんが日露戦争中に見聞した話です。 彼はその後、関西の都市部で衛星看護兵の訓練に携わりました。 そこで知り合った医務教官から聞いた話だということです。 その教官は、佐世保の収...

山で会うおじさん

里帰りで帰ってきた姉ちゃんが話してくれた話。 姉ちゃんは俺がビビりだと信じて疑わなくて、色々と怖い話をしてくる。 そのほとんどが実体験だ。 うちは古くから曰く付きの家で、女ばかり霊感が強い。...

本当にヤバイ場所

下山田から亥子谷?に抜ける名神沿いの細道。 完全に霊道。 結界あり。 一見は普通の道だが、そのへんの廃虚や廃屋とは比べ物にならない程、強烈な霊気。 確かに、あそこはピンポイントで超ガチの、激ヤ...

幼虫の影

小学校の時、家の壁を大きな幼虫の影が這ってた。 何の幼虫か当時の私には分からなかったが、幼い頃の私は昆虫が大好きだったので、あまり気にはしなかった。 その幼虫は影しか見えないにも関わらず、夜中...

ニンゲン

みなさんは『ニンゲン』という生き物を知っていますか? 南氷洋に分布するヒトガタの生物だそうです。 似たような話は『今昔物語』にもあって、 『巻第三十一 本朝 付雑事「第十七」漂着した巨人の死...

奇妙な自殺者

新聞にも載らなかった話。 とあるマンション(市内では自殺の名所で知られてる。)で女性の死体が見つかりました。 仰向けに寝かされた状態で年齢は20~30後半くらい。革のミニスカ-トにストレッチブ...

閉まったままのドア

夏はオカルトの季節。 中学生のとき、バレー部に所属してました。 夏には各部活が「芋煮会」というイベントを開催するんです。 まぁただ焚き火で鍋やるだけなんですけど。 で、おたまが足りなくなっ...

預かりもの

これは大学の先輩が体験した実話。 その先輩は沖縄の人で東京の大学の受験のため上京していた時のこと。 特に東京近郊に知り合いもいなかったので都内のホテルに一人で宿泊していた。 何校か受験するた...

祖母の遺影

去年のちょうど今頃の話なんだが。 仕事の関係で俺はほとんど日本にいなかった。 で、六ヶ月振りに日本に帰って来たんだよ。 帰ってきた港の直ぐ近くに祖母と叔父夫婦が住んでる家があったんで、土産持...

家が燃える夢

文章にしてみたら支離滅裂っていうかなんか意味わからん話になったんだが、お前ら聞いてください。 足の指をちぎる夢を見た。 おとといの夜から昨日の朝にかけて。 夢の中でも自分の部屋にいて、ぼーっ...

ハイハイする赤ちゃん

今から、2年ほど前の話なのですが、小雨の降る初夏の夜でした。 私は、チューンアップした車で、山にドリフトをしに行きました。 平日の深夜ということもあり、いつもよりは車のとおりが少なく雨の音がよく聞...

瓜二つの会社員

小6の時、公園で友達と遊んでたら、俺と瓜二つの会社員を見たことがあった。 周りの友達からも 「あの人お前にそっくりだな」 と言われるほど。 しかしなぜかその人は、こちらの方をずっと見つ...

産めない

死ぬほど洒落にならないかどうかはわからないんですが…。 この間、同じ職場のEさんという人が退職していったんです。 彼女は30代後半。 色白で華奢でとても綺麗な人でした。 彼女は私と仕事...

お父さんありがとう

中学生の時、家から少し離れたところに明らかに誰も住んでいない廃墟がありました。 壁一面に蔦が生い茂ったいかにもって出で立ちの一軒家。 ある日の部活明けに、同級生8人で忍び込むことに。 時間は...

すりガラス越しの足

これは私が子供のころに体験した話です。 私の家族は両親と兄と私、そして室内犬が1匹です。 その日は何かお祝い事があり、夜ご飯は父が作るステーキでした。 兄が外出していたので、帰ってきたらステ...