お不動様のお札

お不動様のお札 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

ランニング男・白い服の女性・市松人形・に続き十代の頃の話です。
よく何方の家庭でも台所や火を使う所にお不動様のお札を置いてあったりしますね。
我が家もやはりお札を置いておりました。
私を含め皆あまりお札のことを気にしておらずほとんどほったらかしの状態でした。
ある時から頻繁に夢を見るようになりました、その夢とは

大きな炎が燃え盛る前にお不動様が立ち私を見据えるとゆう夢でした。
私はなぜか夢の中でお不動様に土下座しひたすら頭を下げ謝っていました。

そんな夢を見る状態が何日も何日も続き、私は身も心もボロボロになりかけていました。
そんな状態が何日も続きそれを見かねた友人が良く見てくれる霊能者がいるから見てもらおうと私を連れていってくれました

その方は普通の主婦業をされていて出来るなら霊能職はあまりしたくはないとゆう方でした。
最初私はあまり彼女を信用してはいませんでした。
自称霊能者と名乗るかたは沢山いるし、その女性が本物とは簡単には思えなかったのです。
ですがその考えはすぐに間違いだと思い直しました。

家に入るなり彼女は私に言いました

「あなた大変みたいね、お不動様が後にいるわよ」
「それもかなり怒ってるよ」
「あぁとても貴方感受性が強いねそれじゃぁ見なくて良いものまで見てしまうね」
「貴方の家族、とくにお兄さんと、 お父さん、まったくお札のことムシしてるんだね」
(もちろん私も友人も私の家族構成・お札のこと・お不動様を見ることも彼女に話していませんでした)
「貴方が一番感じるから貴方にきたんだね。
う~ん…お札をちゃんと、まつれないなら貰った所にお返ししようね」
「そうしなければこの状態は治らないよ」
「それから貴方、その感受性しばらく止めておきましょう」
「見たくないでしょ見なくて良いものまで、でも二十五くらいまでしかもたないかも」
「それから、お不動様には取りあえず帰ってもらったから心配しなくていいからね。
それと貴方結婚は本当はしないほうがいいけど、そうもいかないからこれだけは覚えていて、子供と二人大変だろうけど、頑張って、分かるよね」

この間一時間ほど私は訳もなくただただ泣いていました。
私はお札を返しきちんと謝り、そして十年、あんのじょう離婚
子供と二人、やっぱりよく見ないで良いものもよく見てそれなりに頑張ってやってます。

長い話で御免なさい。

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