先輩の顔
会社の先輩が中古のカスタム車を買ったので見に行った時の話。 先輩の家の前に着くと車をジャッキで持ち上げウマをかけて、車体の下で作業している先輩の足が見えた。 その時… 「おっ 来たな...
会社の先輩が中古のカスタム車を買ったので見に行った時の話。 先輩の家の前に着くと車をジャッキで持ち上げウマをかけて、車体の下で作業している先輩の足が見えた。 その時… 「おっ 来たな...
友人から聞いた話です。 友人(以下K太とします)が高校一年の頃、クラスに好きな女の子が出来たそうです。 しかし、間の悪い事にK太の親友Tも彼女を好きになり、所謂三角関係というものが、繰り広げら...
物事には終りというものが必ずあって、それは突然に訪れるものだと知ったのは15の冬の終盤だった。 卒業を目前に控え、慌ただしく日々が過ぎる中、僕の親友は学校を休みがちになった。 以前は学校を休む事な...
5年前の話かな。 僕は寝てた。 夜11時ごろ、友人から携帯電話に着信があり、それで起こされた。 友人は怯えて焦っている様子だった。 「高校の友達からさっき電話あってな、ちょっといやぁな...
車に揺られて数十分。 目的地に到着し、贈り物の本を片手にレイジさんの車を降りた。 冷たい風が髪を揺らす。 ああもう冬なんだなあと実感した。 「晴海君、先行ってて。水汲んでくる」 ...
気ままな学生生活も終わりに近付き、いつしか学校を卒業し、仲の良かったクラスメート達とも連絡を取り合ったのは最初だけ。 僕も進学先の場所に合わせて一人暮らしを始めたりと忙しかったこともあり、次第に誰と...
久しぶりに恐い体験したので書いてみるよ。 俺は昔、霊が見えた時期があったんだけど、ある時を境に見なくなったんだ。 霊を見なくなってもう3年くらいたつんだけど、まだ普通の人よりは敏感に感じれるっ...
おととしの夏、友人6人とキャンプに行った時なんですが、けっこう山奥のキャンプ場でした。 花火などをして過ごし、、夜の12時くらいになって、今日は疲れたからそろそろ寝ようかという事になり、テントに...
ごめんなさいごめんなさいってさ、お前よく謝るけど あやまらなくていいよ 忘れていいよ もういいよ 三年前。 親友が、そう言って笑う夢を初めて見たとき、僕は自分の浅ましさに泣いた。 ...
小学二年か三年くらいまで、空中を漂う金色の金魚みたいなのが見えてた。 基本的には姉ちゃんの周りをふわふわしてるんだけど、飼ってた犬の頭でくつろいだり俺のお菓子横取りしたりと家の中を好き勝手にうろちょ...
師匠シリーズ 第1話 小人と巨人 師匠シリーズ 第2話 師事 師匠シリーズ 第3話 鍵 師匠シリーズ 第4話 そうめんの話 師匠シリーズ 第5話 失踪 師匠シリーズ 第6話 東山ホテル ...
変わり始めたのはいつだっただろう。 終わりを予感したのはいつのことだったのだろう。 考えても仕方ないことを考えながら、あのころを思い出す。 外を見れば大粒の雨。 ああ、そうだ。...
高校の先輩で、大学に入って映画サークルに所属している人がいて、その人から聞いた話です。 その先輩を含めた3人の男子部員で8mm映画を撮ろうという話になり、 「やはり主演の女の子はカワイイ子...
電車に揺られて数十分。 窓から見える景色は少しずつ、見慣れた街から知らない景色に変わっていく。 いつしか、目的地に到着する。 いつかの彼の過ごした、僕が知らない街。 駅から降りたところ...
親戚のおじさんの話。 彼は肉を食べない。 菜食主義者な訳ではなく、ただ単に好きではないだけだと言う。 その証拠に魚は好物でメザシや一夜干し等の干物は食卓に欠かさない。 秋刀魚の時期になると...