女の子を迎えて

幽霊とかの話じゃないんだけど、ちょっと気持ちの悪い話を聞いた。 取引先の部長さんを接待して、俺と上司と部長さんとで飲んでいた。 この部長さんが話好きで、面白い話を連発しちゃって コッチが接待...

橋の花束

高校生時代、陸上部で短距離走をやっていた俺は、夜学校が閉まってからも練習をする熱心なスポーツマンであった。 といっても、学校内に残って練習するわけではなく、自宅周辺の道路を走るのである。 中でも練...

運命の人

現キャバ嬢の友人が、霊感占いにハマリました。 彼女が占ってもらう内容は恋愛。 「運命の人」 事あるごとに電話やメールで占い師さんのお告げ?を話してくれるのですが、その信心ぶりは日を追う毎...

変化する心霊写真

私が大学の夏休みを利用して、免許合宿へ行っていた時の話です。 免許合宿へ参加していた生徒のほとんどが同世代だったこともあり、わたしたちは毎晩遅くまでお喋りしたりするのが日課になっていました。 最初...

浮いている目

私が小学校の頃なので、今から30年前ぐらいになります。 同級生の友達が、近所にある崖の途中に空き家が建っているので見に行かないか、と誘ってきました。 誰かがあれはお化け屋敷だぞなどと言いました...

事故物件

大学時代、僕は親元を離れて一人暮らしをしていた。 僕はひたすらに安さを追求し事故物件も大歓迎であった。 根っからの現実主義者でオカルトの類は信じていなかった。 それでも怖い話は大好きで幽霊がいる...

えんべさん

帰省したついでに祖母にコトリバコ的な呪わしい因習話が無いかと聞いたら残念ながら無かったんだけど、伯父さんがそれ系の話を知ってたので書きます。 つっても友達が犠牲になったとか、お寺で怒られながら御...

人が狂う瞬間

キチガイになる瞬間の模様ですが、現在地確定のため、マップを拡げ、濃霧の中目安になる地点を目を凝らして見ている私に、リーダーが近寄り「俺のガソリンはどこだ?」と訳の分からないことを聞いてきました。 私...

表情の無い女

1972年6月、アメリカのロサンゼルスにある病院に、一人の女がやって来た。 その姿は明らかに異常で、彼女を見た人達は例外なく凍りついた。 血で染まった白いガウン姿。 にも関わらず、同じ人間と...

抱きついてきた妹

俺には小学校に上がったばかりの妹がいるんだが、ときどき「今日はおにいちゃんと寝る」と言って二階の俺の部屋に来て一緒に寝ることがある。 その夜も、一緒に寝ると言い出した。 だが、俺は学校の課題が...