5分間の留守電

5分間の留守電 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

小5の時両親が共働きで鍵っ子だった私は、学校から帰ってきて留守電をチェックするのが日課だった。

ある日、大音量でTVの砂嵐みたいな音と、もごもごおばあさんがしゃべってる声の5分間の留守電が入ってた怖くて1分も聞けなかった両親が帰ってきたので一緒に聞いてみると、おばあさんは猫に話しかけているらしく、

「こっちへおいで」「かわいいね」

などと言う声と一緒に猫の鳴き声や鈴の音も聞こえた最後に砂嵐の音がブツっと途切れて若い女性の声になり、静かな声で

「聞いてくれて、ありがと。」

と一言だけ入ってた

それを聞いた瞬間私は発狂して暴れ周り近くに積んであったジャンプに突進してなぎ倒し、何故かトイレに逃げ込んだ。

両親が元々オカルト好きで、気になったらしく何回も再生するので(それもニヤニヤしながら)私は泣きながら自室へ行き布団の中へ逃げ込んだのだが、耳をふさいでも何をしても音が大音量過ぎて聞こえてしまって地獄だった。

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