気味が悪い話一覧

お父さんありがとう

中学生の時、家から少し離れたところに明らかに誰も住んでいない廃墟がありました。 壁一面に蔦が生い茂ったいかにもって出で立ちの一軒家。 ある日の部活明けに、同級生8人で忍び込むことに。 時間は...

すりガラス越しの足

これは私が子供のころに体験した話です。 私の家族は両親と兄と私、そして室内犬が1匹です。 その日は何かお祝い事があり、夜ご飯は父が作るステーキでした。 兄が外出していたので、帰ってきたらステ...

また会いましたね・・・

以前アメリカに住んでいた私の友人が体験した話です。 彼女は数年間、アメリカの企業で働いていたのですが、その会社はかなり大きなオフィス街のビルに入っていました。 そのビルはほぼ正方形で、中央にエ...

現実逃避の山登り

2年間付き合ってた彼女にフラれて落ちるに落ちてた俺は、親友Kを付き合わせて現実逃避の山登りをした。 澄んだ空気とか綺麗な景色とかを見て、とにかく現実を忘れたかった。 突発的な思い付きだったので...

たーくんがやった

私が以前、賃貸マンションに住んでいた時に体験したお話です。 当時私は夫と4歳の息子の3人暮らしで、家事に育児にと忙しい日々を送っていました。 その日も私は、夕方いつものように息子を保育園へ迎え...

見ろ

三年以上前ですが人生で一番怖かったこと 東横沿線の菊○に住んでたとき、改札左の飲み屋で午前2時くらいまで女三人で飲んでた。 私以外はタクシーで帰ることになり(私は徒歩20分のところに家が)、駅...

ザイル

登りはじめのオーバーハングと、最後の最後で、指をかける窪みがないのが少しばかり難しいだけの岩を登り、大木にザイルを縛りつけ、同時に自分自身をも縛りつけて固定した。 岩の下側はまるで見えなくなったが、...

私のもの…

この話は僕が5歳位の時から、現在17歳まで悩まされてる夢の話です ここの方々なら信じてくれる人が居るんじゃないか?と思い、書かせて頂く事にしました。 その夢を初めて見たのは幼稚園に通っていたこ...

髪の毛

文化祭の日、ハイになって張り切りすぎて熱射病もどきになってしまった。 担架で保健室に運び込まれ、治療をしてもらったが、あまりのダルさに水も喉を通らず、「ああ、オレ死ぬんだー」と思った。 勿論そんな...

中の人

まだ彼氏が車持ってない学生の頃の話。 夜中まで遊んで、某駅から歩いて10分くらいの所にあるコンビニに買い物に行った。 買ったはいいけど食べるところがない。 コンビニの駐車場の奥にあった...

私、手が三本あるの

「私、手が三本あるの」 とマジメに問いかけられたことあります。 初めて付き合った彼女だったので浮かれていたのもありますけど、思いっきり恋愛感情も常識も吹き飛びました。 もちろん目に見える手は...

一之瀬川

釣り雑誌のライターさんから聞いた、という話を友人から又聞きした話です。 青梅街道で奥多摩を抜けて、ご存知のおいらん淵のほんの少し手前に川の合流があります。 一ノ瀬川という支流で、この合流からし...

白い顔の女

自分は幼少時代、四国の瀬戸内海沿いの田舎の村で育ちました。 この話は六歳の誕生日の出来事です。 だいぶん昔の話ですし、幼少時代の自分の想像力と事実の境界線が不明瞭ですが、出来うる限り事実に基づいて...

サークル仲間

大学四年生の十一月、永瀬の就職がようやく決まった。 本人は小さな会社だと言っていたが、内定を貰えたことに変わりはないし、晴れて仲間内全員の進路が決まったことで、一月に旅に行く運びとなった。 旅...

禁じられたすべり台

小学校低学年の頃の話です。 その頃の私はいわゆる鍵っ子で、家に帰っても誰もいない寂しさから、いつも夕方遅くなるまで学校に居残って遊んでいました。 たいていは友達といっしょに運動場でボール遊びを...