山形県の、米沢牛で有名な米○市に住んでる者だが、数年前の小学生時代の話します。
霊現象はなかったけど、今まで心霊スポット行った中で、一番怖かった瞬間の話します。
暇な人のみ読んで下さい。
地元で有名な幽霊マンションっつーのがある。
最近知った事だが、八幡○工業団地で働く人達が住んでたマンションだ。
米沢市は東北の中では工業都市に分類されるほど工業都市だ。
これも最近知った。
夏休み。
あの頃はエアガンが流行ってた。
最初はジュースの缶、プラモデルなど撃って満足してたんだが、洋画のクラスオブ1999を友達と見たら、戦争ごっこ?が、やりたくて我慢できなかった。
最近はチャリで暑い中、河川敷、山などで撃ち合ったりしてた。
徐々にリアルを追求するようになり、ルール決めたり、チーム作ったり、作戦練ったり、ゴーグル、ヘルメットなど防具を用意してた。
とある日、友達が幽霊マンションでやろうと言い出した。
幽霊マンションはいろんな噂があり、近寄りがたい存在だったが、周りに民家とかないし戦争ごっこにはもってこいだ。
昼は暑いし見つかったら怒られるから深夜、開催する事になった。
いつものメンバーに声をかけ、大体の奴は来る事になった。
オレンジ色の安いBB弾、エアーガン2丁、ガスガンのベレッタ93R?、多分、もう一丁あったが思い出せない。
あと食料をバックに入れ、準備してた。
深夜、ドキドキしながら部屋の窓から抜け出す。
音をたてないようにチャリに乗り、忍者のように待ち合わせ場所に向かう。
待ち合わせの公園についた。
トイレに行くと二人(AとB)がいた。
一応6人くるはずなんで静かに待つ。
Cが来た。
待ち合わせ時間20分過ぎたんで、来れなかったDとEは無理だと思い幽霊マンションに向かう。
チャリを草むらに隠し敷地内に入る。
さすがに深夜は不気味だ。
入り口は封鎖されてたが、各部屋の窓が割れてて入れる状態だ。
中に入る前にいろいろルールを決めたり、万が一に備えていろいろ話し合ってた。
俺はAとチームを組み、BとCがチーム組む。
マンションは6階建ての学校みたいな作りだ
「入口]
□□□ □□□
階段=====階段
□□□□□□□
こんな感じ。
全員入るのは初めてた。
4人でバルコニーを登り窓から中に入った。
部屋の中は変な臭いで、ひどく荒れてる。
昭和時代っぽい雰囲気で、布団は敷いたままなのが怖かった。
当時の記憶だから忘れたと思うが、昭和51年のカレンダーを見つけた時が最高に怖かったと思う。
部屋を出て通路に出る。
通路は月の光が入らないから真っ暗だった。
戦争ごっこから探検ごっこに変わった。
図工の時間に作った手づくりライトを片手に各部屋のドアが開くか確かめた。
大体の部屋は鍵が閉まってない状態だ。
と言うよりも半数以上は扉がない。
壁はスプレーでヤンキーが好きそうな文字が書いてあったり、床にはゴミが散乱してる。
俺達は恐れながらも、とある部屋に入った
玄関にはまだ靴があったり生活感のある部屋だった。
玄関を入るとキッチン、奥に畳の部屋が二つ。多分4畳と6畳。
小さい部屋はテレビとテーブル、小さい冷蔵庫のシンプルな部屋だ。
隣は比較的綺麗で何もない部屋だ。
とりあえず休憩する事になった。
いろいろ話をしてるうちに、幽霊マンションに伝わる話の話題に。
ここが幽霊マンションと呼ばれる前は、ある工場の社員寮で家族で住んでる人が多かった。
しかし不幸が続いてる。
子供が屋上から転落して死んで、それで家族が裏手の林で首吊ったり、工場が倒産してからは、一家心中が相次いで2件起きた事など。
その前にマンションが建つ前に古い井戸を強引に埋めた事が関係してるのか?
米沢市では池とか井戸を埋める時は変な供養?するらしい。
Aが怖い事を言い出した。
4階にある一家心中した部屋に行こうと言い出した。
4階には一家が焼身自殺した部屋がある。
噂が本当か確かめるために俺らは恐怖しながら行く事を決めた。
部屋を出てゴミゴミした階段を登る。
2階、3階、そして4階に…
すき間風が人のうめき声に聞こえてきた。
ライトを照らしながら前に進んだ。
俺ら4人は同時に通路に立ち止まる。
正面の部屋には扉がない
別に今まで見た部屋の半数以上は扉がないがその部屋は違和感を感じた。
4人でライトを照らすと、部屋の形状がわからないくらい焼け焦げてる部屋だ
俺らは無言で固まる。
逃げ出したかったが金縛りにあったようだった。
噂は本当だった