2ショットチャット

2ショットチャット 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

これはまだ最近の出来事です。
そして何人かに話したのですが、だれも信じてもらえませんでした。
皆さんは2ショットチャットってしたことありますか?
俺はこの前までほぼ毎日のようにしていました。この前までは・・・

その娘との出会いは、去年の10月の終わりか11月の始め。それぐらいだったと思います。
その時はまだ俺は、『オープンチャット』の方でネットナンパ?のようなことをして、2チャットに・・・
そんなようなことをして、毎日欲求を満たしていました。
その娘も同じパターン・・・そんなふうに思っていました。
でも、その日はなぜか悩み相談に・・・
たまにはこんな日もいいかな?そんな感じで話を聞いて、アドバイス・・・そんな時間がすぎました。

悩みもよくある彼氏とのケンかや今後のこと。
でもたまのことだし、それに正直、悩みを聞いたあとでHな話に、そんな下心もあったのですが、なかなかうまく話をHなほうに切り替えられず、
『そろそろ寝なきゃ』
その娘の一言で、その日の俺の予定は壊れてしまいました。
「ちぇっ、なんかやな感じ、なんで悩み相談なんだよ」
正直そう思いました。このままで終わり?むかつく!!
そう思っていたとき、その娘からのレスがありました。

『今日は、ありがとうございました。もしよかったら、明日またここでお話ししませんか?』
まさか、そんな方向に話が行くとは思いませんでした。
いままでは『じゃあ次の日・・・』なんてことは無かったからです。
「もしかして気に入られた?」
そう思うと、なにかうれしさがこみ上げてきました。
悲しいことに俺には当時彼女はなく、女に飢えていた。
そして、その娘の住んでると言った所が隣の県。上手くいけばもしかして・・・
そういう思いから、俺はその娘の提案を受けました。
そして、今日と同じ部屋、一応合言葉を決めて・・・
『部屋に入ったら合言葉を言おうね』
どうやら前に彼女は、ネットの匿名性から名前をかたられた経験があるらしく、
二人だけの合言葉には、特に念入りにお互い決めました。
そして、その日はお互い部屋をあとにしました。

次の日、彼女はちゃんと待ち合わせの時間に部屋にいてくれました。
その日は、俺はもうHなこととは関係ない話で盛り上がりました。
「今日の快楽より、彼女もち!!」
そうゆう下心でした。
幸い(?)彼氏とも上手くいってない。
さらに、俺にもなんでも悩みを打ち明けてくれることで、お互いさらに仲良くなる・・・
何回か待ち合わせをして話しをしました。
不思議なことに、仲良くなるとHな話しなんてしたくなくなるものです。
彼女に嫌われないようにしないと・・・その気持ちでいっぱいでした。
その日にあったことを、なんでもいいからお互い話しました。
もちろんメール交換などもして、楽しいメールももらうことができました。

でも、そんなある時。
しばらくメールももらえず、待ち合わせの部屋にも彼女はあらわれなくなりました。
「嫌われた?なんで?」
俺は落ち込むとともに、なにが悪かったんだ??と考えてすごしていました。

そして、そんなある日。
チャツトもしなくなってた俺のところにメールが来ました。彼女です。
『お久しぶり。今日、いつものとこでまってます。12時にね♪』
なんだよ!!嫌われてないじゃん♪
女の子特有の気まぐれ?
そんなふうに俺はとらえて、その夜、約束の部屋でまっていました。
そして12時すぎ、彼女がはいってきました。

いつもの合言葉、彼女です。間違いありません。
『どうしたの?いきなり連絡が途絶えて・・・』
そう切り出すと、彼女は言いました。
『彼氏と別れてさ♪そんで少し落ち込んじゃった。つまりフラレタの!』
チャンス!おもわず思いました。
彼氏に振られて、そして俺のとこのメールがきて・・・このまま上手く!!
それを見抜かれたのか、彼女はいままで言わなかった言葉を言いました。

『こんど会おうよ♪』
まさかこんなに話が上手く!!俺は喜んでOKをだしました。
『どこで会う?』
『私の家にきていいよ』
『??一人暮らしじゃないよね?』
『うん、でも私今、足がないんだよぉ』
たしかに、彼女は免許は無いと言っていました。
でも・・・いきなり自宅・・・
しかし実は彼女、携帯を持ってなく、自宅の電話番号を俺に教えてしまい、俺は自宅の番号も知っていました。
つまり、大体は住所がわかるのです。
まぁ・・・自宅にかけたのは一度だけですが・・・

『お互い自宅の場所も大体わかるし・・・じゃあ、家のほうにいかせてもらうね』
そして細かい打ち合わせをして、会う前の日も僕らはチャツトをしていました。
『明日は会えるね』
『うん。楽しみ、いっぱいお話ししよ♪』
そう言って次の日にそなえました。
そして次の日、俺は早めに家をでました・・・

少し迷いましたが、彼女の家に時間より少し早めに着くことが出来ました。
「まぁ・・・早いけど・・・いっか」
ピンポーン・・・チャイムを鳴らすと、お母さんらしき人が出てきました。
「あの・・○○と申しますが・・・○○さんはいらっしぁいますか?」
「・・・・・・どちら様ですか?」
「ああ、僕は友達で・・・今日遊ぶ約束を・・・」
そして、ことのいきさつを話すと、その人は俺を家に入れ・・・ある部屋に入れてくれました。
そして、写真が目にはいりました。
・・・彼女の遺影でした。

彼女・・・もう亡くなってたんです。
しかも、かなり前らしいんです。

ここまで読んでくれた方だったら、あの連絡が無かった時期に・・・と思うでしょう。
でも違うんです。
お母さんの話によると、まだ待ち合わせに来てた時期に彼女・・・亡くなってるんです。

そう、お母さんとチャット。
たしかに、まずそれを疑ったし、この話をすると友達はそう言います。
でも、俺が彼女と電話したと書いたのを覚えていますか?
明らかに声が違うんです。
お母さんは悪いですけど、病気かなにかでしょうか?
声がかすれかすれなんです。あきらかに声質も違う・・・

もちろん、姉も妹もいないそうです。
それは、家に上げてもらったときの雰囲気でなんとなくわかりました。
そしてもう一つの事実・・・
彼女・・・交通事故で亡くなったんです・・・
それで・・・足・・・無くなってしまったらしいんです・・・
切断・・・だからあのとき、
『私。今足無いから・・・』
あれは交通手段じゃなくて・・・ほんとに・・足が・・・

ここまでは悲しいです・・・
真実を知ったときは、その場で泣きました。
でも・・・
その場にいれず、僕は家にいそいで帰りました・・・
そして、ぼくに理解不能なことが起きてたんです・・・

夜に気付いたんですけど・・・
メールがきてたんです・・・彼女から・・・
しかも・・・お母さんとお話ししてた時間のはずなんです。
その時間・・・
あのとき家には、俺と彼女のお母さんしかいなかったはずなのに・・・
俺の特徴とか書いてあって・・・
『今日はきてくれたありがとう。大きな車にのってるんだね。
その髪の毛はそめたの?私もそめたいなぁ。
なんで今日はすぐ帰っちゃったの?
こんどは私がそっちいっていい?
迎えにきてくれるとうれしいなぁ・・・
一緒に行きたいところがあるんだ♪』

いそいで削除したんですけど・・・
何日かおいてもメールがくるので、俺はヤバイと思い、結局アドレスを変えました。
多少お金などかかりましたが・・・
毎回メールに『一緒に行きたい所がある』って書いてあったから・・・あまりに怖くて・・・
アド変えてからは来ませんが・・・
今も新着のメールとか見るの怖いですね・・・

ここまでです。
今のところはこれ以上のことはありません。
でも誰に話しても、嘘だとかお母さんが・・・って言われるので、

最後まで聞いてくれてありがとうございました。

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