白い人

五年前に死んだ祖父がよく言ってた話。 今から60年以上前で戦時中で神戸であった話だそうだが、ある日、祖父が空を見上げたときに白い布みたいなのが飛んでた。 よく見てみると布ではなくて顔も体も...

一目惚れ

あの夜、僕の身に起きた出来事は、3年たった今でも忘れることができません。 あれは、まだ僕が大学に通っていたときの出来事です。 夏休みになり、毎日バイトに明け暮れていました。 その日も夜の10...

もう行きたくない

俺が小6の時の話し。 当時俺達は自転車でいろんな所に探険?に行く遊びにはまってた。 その日は近所の山に行こうという話しになって俺と友達二人と俺は嫌だと言ったが一つ下の弟も後をついて来て山に入っ...

ハト

確かネット上で見かけた話です。URLとかは忘れました。 下手すると笑い話ぽく聞えますが、私ははじめてこれを読んだときとてもこわかったです。 正確には記憶していないので、かなり脚色しています。 ...

三つ巴

うちの近所では、左回りにグルグルと螺旋を書くように順繰りに死人が出た。 昭和50年代に開墾された住宅街で、同世代ばかりなのだけれども、31歳の長男を亡くした家もあれば、16歳の娘さんを亡くした家...

深夜の物音

友達に聞いた話です。 どこだかの県にA君という人がいました。 Aはその年から都内の大学に通う事になり、都内の親戚(おじさん)が所有しているアパートにすまわせてもらえる事になりました。 いつで...

床屋

“S(東京都内)”と言う町に引越した。 引越してきたばかりで、何も知らないし友人もいないので日曜日は、近所の食物屋、雑貨屋などを探すのが決まりとなっていた。 或る日曜日に久々に床屋に行くことに...

後輩の声

俺が大学3年の時の怖い、というか悲しい話。 当時テニス部員だった俺は、夏休みに恒例の夏合宿へと行った。 テニスコートを備えた、山の中の安い温泉旅館で5泊6日の日程だった。 テニス部といっても...

お不動様のお札

ランニング男・白い服の女性・市松人形・に続き十代の頃の話です。 よく何方の家庭でも台所や火を使う所にお不動様のお札を置いてあったりしますね。 我が家もやはりお札を置いておりました。 私を含め皆あ...

赤ん坊が上から

数年前実際に体験した話。 高校3年生の夏のこと。 自分の部屋にクーラーが無いため、その日は居間で受験勉強していた。 目標のとこまで済ませた時にはもう夜中の3時を過ぎていたと思う。 さす...

放送終了後

7月のある日曜日の深夜、自室で眠っていた私はふと目が覚めました。 テレビをつけたまま寝てしまっていたようで、消して寝る前に、タバコを1本吸いながらぼーっとしてました。 テレビの画面には某局のカ...

冷凍庫

実話でオバケ話じゃないんですけど、聞いてください。 3年くらい前まで、晴海の倉庫で働いていたんですよ。 マイナス25度くらいの冷凍庫でした。 そんで、6階建てで、一つの階に2人で仕事する...

メイク係

Aさんという俳優がいました。 ある日、大阪の道頓堀で撮影があり、大阪に向かい、メイク室で待っていました。 他のタレントや俳優たちは、担当のメイク係が既に来ていたのですが、Aさんだけメイク係がなかな...

謎の携帯電話

以前、山が連なる場所にある高速道路を車で走っていたとき、急に車が変な音を出し始めた。 ギ、ギ・・・と何かが擦れるような、あんまり聞いた事のない音。 たまたますぐパーキングだったので入る事にした...