普通に怖い話(怪談)一覧

彼の足音

これはちょうど今ごろの話です。 K子さんは彼氏と遠恋している大学生でした。 遠恋といえど二人は地元は同じで、長期休みには地元でいっしょに過ごすことができました。 大学4年生の時の夏休み、彼女...

夜警

あるフリーライターが、「幽霊が出る」という噂のある廃工場で泊まり込みの取材をしたときのこと。 現場に着くと夜になっていて、「いかにも」という雰囲気の工場なのだが、門には初老の夜警さんがいた。 廃工...

血がほしい

私が小学校二年生の時の話です。 私の学校では毎週月曜日に朝礼がありました。 各委員会からのお知らせ、校長先生の話などなど普通のやつです。 ある日の朝礼は校長先生が張り切っていたせいか、もんのすご...

暗渠

これは俺が小学生の話。 実家はすごい田舎で、田んぼに水をひくためき整備された水路がたくさんあったんだ。 小学生の俺は水路の大部分が暗渠になってることもあって、怖くて近寄ることはあまりなかった。...

旅の宿

若い男が旅をしていました。 その日は日が暮れるまでに宿のある町まで到着するつもりでしたが男は道を間違えて淋しい山奥に入りこんでしまいました。 男は仕方なく野宿を覚悟しました。 そんな男の前に農作...

声魂

私本人が体験した話です。 今からちょうど10年前、私がまだ大学生だったころのことです。 当時、私には一つ年下の彼女がいました。 彼女は霊感の強い子で、それまでにもさまざまな体験をしていました。 ...

縁の下

松谷みよ子「現代民話考」にでていた話。 終戦から幾らもたってない頃と思われます。 当時の家は、台所が土間のままってのいうのも多かったんですね。 記憶を頼りに書いてるので細部はちがうかも。 ...

某温泉地の宿

静岡県の某温泉地に行ったときの話。 法事がてら、彼女つれて実家に近い静岡の某温泉地へ行った。 ほぼ飛び込みで宿を決め、夕飯朝食ついて26000円。 「ネットも通してないし、飛び込みだとこ...

隙間10センチ

京都某マンションでの実話です。 俺はまぁ霊だの何だのは信じないと言うか鈍感すぎるのだが、その手の話は好きなんでオカ板を覗いてる。 話のネタもできるし。 そんな俺の体験談。 割と便利な場...

小さくなっていく人影

事の始まりは先々月くらいになります。 母方の実家は結構な田舎で、訳あって私はそこで一人暮らしをしていたのですが、夜に寝ていると縁側の方の襖がふっと明るくなったのです。 それに気付いて襖の方に目...

山で会うおじさん

里帰りで帰ってきた姉ちゃんが話してくれた話。 姉ちゃんは俺がビビりだと信じて疑わなくて、色々と怖い話をしてくる。 そのほとんどが実体験だ。 うちは古くから曰く付きの家で、女ばかり霊感が強い。...

墓の中の家

私の生まれ育った実家は、お墓の中にありました。 とはいってもお寺さんではありません。 私の実家は、玄関に入ると中央に廊下があり左右に部屋が並んでいます。 玄関から見て右手、建物の北側が墓地で...

白黒おじいさん

3~4歳ぐらいの頃の話。 当時、私の家族は一階平屋の借家に住んでいた。 私はそこで毎晩嫌な夢を見ていた。 真っ暗で、家の中をふわふわ漂う夢だ。 その家の家具一つひとつがリアルで、今でも鮮明...

首の長い女性

私の友達で、東北の某地方都市にて不動産賃貸の営業をしている人が居ます。 「都市」といっても地方ですから、昔の風情が残る街です。 そして、そういう街では大体の場合、昔からの地主さんが大家をしています...

土手のカップル

まぁ、5年ほど前にあった話を・・・ 仕事柄、金曜の夜は作業が多く遅くなることが多かった。 あの日も金曜の夜、昼間は晴れていたのに帰ろうとした1時近くに雨が降り出してきたので「仕事で遅くなるは、...