気味が悪い話一覧

連れてきた友人

その日、私は友人の田中、そして飯田と遊ぶ約束をしていました。 集まったのは飯田の家。 天気もよく、一日だらだら過ごしていました。 すると、飯田が「ちょっと出掛ける」と言いのこし、出掛けていきまし...

呪われたプレリュード

6月のある日曜日、早朝友人のBからの電話で俺は目を覚ました。 電話にでるといきなりBは、 「これからドライブしねー。」 何なんだこいつは、そう思いながら 「何だよいきなり」 ...

布団の中の友人

今から十年近く前の話です。 私は当時学生で、地方の某大学の近くで一人暮らしをしていました。 私の部屋は友人たちの溜まり場になっていました。 鍵も長期に部屋を離れる場合以外には開け放してあった...

失踪事件

ここで書こうかどうか迷ったけど、書く。 知り合いの旦那が失踪して居なくなった。 原因はよくわからない…。 聞いた話、その奥さんが言うには、旦那失踪当日に届いた血まみれの手紙。 その日の...

異常な写真

学生時代の友人から急に電話があった。 記憶の中では彼女は気丈な子だったが、そのときは声が弱々しく震えていた。 「うちの父親のことなんだけど」 その切り出しに、私は思わず居住まいを正す。 ...

山の空き地

何にもない田舎で、遊ぶ場所と言ったら家の前の川とか近所の山しかないけど、毎日楽しかった。 そこの家にも子供が居たので、その同級生も混ざって総勢10数人で遊びまわってた。 山を探検してる時に、空...

赤い靴

小学4年の頃の話。 当時、俺は仲良しグループの中で楽しく遊んでいた。 仲良しグループとは、俺、俺の親友のKと、T、R(どちらも女)の4人の事。 この4人は小2~3と連続で同じクラスになり、席も何...

外を眺める

俺もこの話の男と同じ趣味があって、夜中に家から外を眺めるのが好きだった。 俺の家はT字路の丁度交差点にあって、そこから縦線に当る道を眺めるのが趣味だった。 道には街灯が点々と続いていて、スポッ...

中古のPC

時期が悪くて経済的な事情で大学諦めて渋々就職したはいいが、不景気の田舎で3交代やって手取り10万程の激務を続けられるほど鋼鉄の心を持っていなかった。 で、バックレてニートになって数ヶ月した夏頃の話な...

仏壇裏の開かずの間

父方実家が九州の山の奥です。 お墓を移すことになったのでついでに母屋もつぶす話が決まりました。 叔母から、昔の本やマンガ(といっても昭和初期ですが)があるから欲しかったら壊す前に取りにおいでと言わ...

インだよ…

犯罪・・・これは、必ずしも本人の責任で起こすものでもないようです。 今から2年前の6月、自分の所轄の精神病院から一人の患者が自分の父親を刃物で刺し、逃げるという事件がありました。 無線で連絡が...

ありえない映像

僕の会社で、『企画内容のビデオによる説明』というのを会議で行う事になり担当のA君が自宅のビデオカメラを持ち込み、撮影を開始しました。 事務所内、僕とBさん。営業のCさん、そして撮影者のA君がいま...

旗を持つ女

冬のある日、緊急の出勤で午前四時に会社の近くを歩いた。 途中緩いS字カーブの道に差し掛かった。 ちょっと坂になっててね。 両側が林で、あとポツポツ家って感じ。 坂の始め、道の脇に小さいお稲...

気味悪い段ボール箱

俺の話。 関西に住んでるんだが、震災後に急に家賃が下がったというアパートに入居した事があった。 風呂無しワンルーム(?)で、駅から歩いて15分で月¥25,000。 元は(震災前)¥60,00...