10代の頃にひとり暮らししてた。(私は女です)
ある日夜9時はすぎていたと思うが、玄関のチャイムが鳴ったので訪問販売にしては遅くにくるなあと、ドアを開けずに返事をした。
のぞき窓からみると若い男性でした。
私「どちら様ですか?」
男「…覗いてたでしょ」
私「はい??」
男「こないだ銭湯覗いてたでしょ。そんなにみたいならちゃんとみせてあげようと思って」
私「えーっと、覗いてないです。いらないです」
そのまま無視して部屋に戻った。そのまま帰ったようだ。
もちろん銭湯なんて覗いてないし、銭湯だって行ったことなかった。
結局その後も何も起こらずに済んだのだが、2ヶ月ほど経ったある日…
夜11頃自転車でアパートに帰ってきた。
住んでたアパートは2階建て、自転車は1階のろうかの狭いスペースにとめてた。
電灯もないところだったので暗いなか、自転車をとめていると…
ろうかの奥、階段前に男の人がたっていた。
男は階段を登っていったので、住民の人かな?と、思いつつ暗がりで突然人、に会ったこともあり、少しびびってたんで男が部屋に入るのを(ドアの音などで)確かめてから2階の一番奥の自分の部屋に帰ろうと思っていた。
しかし、ドアの音がしない。
『あれ?住民でない??』
でもバイト帰りで疲れてたし、部屋に戻りたい。
怪しいなーとだいぶびびりながら階段を登っていった。
階段はコの字にまがった形をしていて、踊り場で階段の先がみえない。
踊り場について角を曲がると、階段の頂上に男が立っていた。
うひゃー、いるよ!
暗闇で目が慣れたせいか、とく顔みてみたら、2ヶ月前の銭湯男。
でも、知らんぷりしてたら大丈夫だと、何故か思い込み、男の横を通り過ぎようとしたら
「こんばんわ」
挨拶された。
私も
「こんばんわ」
そのまま、平静を装い自分の部屋まで行った。
鍵を開けようとしたが、やぱり緊張していて、3回くらい、鍵いれ損ねた。
やっとの開けて中に入って慌てて鍵を閉めた。
5分くらいして、ずっといたらやだな、と思い武器のビニール傘を手に意を決してドアを開けたらもういなくなってた。
後日、鍵付きの郵便受けに合鍵をいれていたのだけどなくなっていたので慌てて鍵を変えました。
それ以来は何もなし。
鍵変えなかったらマズイことなってたんだろか…