夢の中

夢の中 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

ある所にすごく不細工な女の子がいました。
彼女は性格はとてもやさしい子なのだけど、顔がものすごく不細工だったので、いつも彼氏にひどく扱われていました。
彼女には仲の良い女友達が一人いて、いつも友達に彼氏の自分に対する酷い仕打ちを打ち明けて慰めてもらっていました。
その友達は「でも私は不細工だから」と彼女が言うのを「そんな事無いよ。
それにあなたはとても優しいんだし」と慰めていましたが、内心では「でもそんなに不細工なんだから仕方ないよな・・」とも思っていました。

そのうち彼女は変な事を言ってひどく怖がるようになりました。

「最近毎日変な夢を見るの。
夢の中であと何日、あと何日って出てきて、毎日だんだんその日付が短くなっていくのよ。
きっと私あの日付けが終わった日に死ぬんだわ。」

友達は「何を馬鹿なこと言ってるの」と笑い飛ばしましたが、内心不安に感じ、なんとなくその日付を覚えていました。

そして彼女の言ったとおり彼女はその日付が終わった日に死んでしまいました。
友達は彼女のお通夜に出ましたが、彼女は家庭も不幸だったらしくお通夜は彼女のワンルームで行われ、人も2~3人しかおらずとても寂しいものでした。
彼女の事を惨くもてあそんでは何度も捨てていた彼氏も来てはくれませんでした。

友達は一人でぼんやりと時間の立つのを待っていましたが、だんだん怖くなってきました。
彼女は夢の日付けの終わった瞬間、夜中の12時にベッドの中で突然死んだのです。
「彼女の死んだ時間にきっと何かが起こる。きっと何かが起こる。」と妙な確信に近い予感がしてぶるぶる震えながら待っていると・・

夜中の12時、彼女の死んだ時間になった瞬間に

「ダーン!」

とものすごい音をたてて、壁にかけてあった彼女の遺影(彼女の描いた絵?)が床に落ちたのです。

でもそれっきりその日は何も起こりはしませんでした。
彼女に酷い事ばかりしていた彼氏に何か彼女の罰が下ると思っていた友達はなんだか拍子抜けしました。

でもその友達は今、毎日とても怯えて暮らしています。
なぜならあのお通夜の日以来、毎日夢の中に彼女が出てきてこう言うのです。

「あと何日。あと何日であなたは私のところに来るのよ。」

その日付が終わった日に自分は死ぬのだと、その友達は言い張るのです。
夢で見た怖い話。
不細工な彼女は自分を惨く扱った彼氏よりも、優しい振りをして内心では自分を見下していた友達の方を恨みに思っていた、というニュアンスでした。

夢にしては嫌に筋の通った話に出来上がっているのがかえって怖いです・・・
何か似たような話をどこかで聞いて夢の中に出てきたのかなあ?

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