新聞配達

新聞配達 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

僕の地元は結構田舎で、周りには山と田んぼぐらいしかありません。
そんな中でも俗に言う、峠というところを僕は配っていました。

その峠はホントに山の中で、たまに猪を見かけるくらいのものです。
早朝はその峠の本道を通るだけでも薄気味悪いのに、何件かは、わき道に入ったところに家があるという始末。
そのうちの1件が、頂上付近にあり、さらに他の家からも離れてありました。
普通だったら配るのがいやな家なのですが、その家は外に犬や猫がおり、犬や猫が好きな僕は、たまにちょっかいを出して遊んでいました。

・・・その日は、いつもと同じように配達をしていました。

その家に配るため、わき道に入りしばらく行っていました。
そして、犬や猫がいるところに(家のそば)来た時でしょうか、僕の乗っていたバイクのライトがスーっと薄暗くなってしまいました。
まわりがほとんど見えなくなり、家の明かり(いつも電気が付いていた)をあてに何とかたどりつけました。

家に着くとライトも元の明るさに戻り、ホッと一安心して、新聞を家に入れてきました。
そして帰ろうと思ってUターンをした時です。
またライトが薄暗くなってしまいました。
何も見えない!と思い、家のほうを向くと、ライトは元に戻ります。
あっれー?と思いながらも再びUターンをするとまたまたライトが・・・
その日はウインカーを付け、なんとかその明かりで帰ろうと本道に出ると、ライトが元に戻る。。
いったい何だったんでしょう?

その後、その家には1年程配っていましたが、あの出来事は2度と起こりませんでした。

他にも新聞配達をしている人で、(新聞配達仲間の学校の友達)新聞配達中、バイクを走らせていたら、後ろから女の人の泣き声が聞こえるので、バックミラーで見たら白い着物を着た人が映っていたそうな・・・
もちろん、バックミラーを見られずに一直線に新聞屋に戻ったそうだが。

新聞配達をしている方は、お気を付けて下さいね・・・・・・・

★この話の怖さはどうでした?
  • 全然怖くない
  • まぁまぁ怖い
  • 怖い
  • 超絶怖い!
  • 怖くないが面白い