十数年前の話。
夕方、田舎の一本道を車で走ってると、前からシベリアン・ハスキーがトコトコ走ってきた。
その頃、ハスキーはいわゆる流行りの犬種で多く飼われていたけど、ハンパない運動量が必要な犬なので、持て余した飼い主が捨てたり、犬の方が飼い主に見切りつけて脱走って話がよくあった。
うちの旦那は犬好きで、呆れるくらいのジョギングマニアなので、そういうハスキーを過去に二度保護した。
その日のハスキーもきっと同じ境遇だろうと、即車をUターンさせたが、数秒前に居たハスキーがどこにも居ない。
田んぼの真ん中の一本道で、隠れる場所なんてない。
旦那と二人、おかしいねって言いながら進路戻してしばらく行くと、動物霊園があった。
きっと戻りたい場所がある、幸せな犬だったんだろうな…
そう思ってちょっとホッとした。
![シベリアン・ハスキー 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]](https://schwawa.com/wp-content/uploads/2024/06/orekowa4153.jpg)