電兄の話投下。
えーと、3回目に会ったのもやっぱり電車の中で。1月下旬くらいかなー。朝の電車で。
後で分かったけど、電兄とはほぼ毎日同じ電車の違う車両に乗ってたらしい。
この日は電車に遅れそうになって、急いでいつもと違う車両に乗ったらばったり…て感じで。
「あ、幽霊!おはようございます。」
「おはよー。この電車なのかー。」
いきなり居たから驚いて幽霊って呼んでしまったw
(全く気にしてない感じの電兄もどうかと思うけど)
この前よりは普通に話して、幽霊の話も全然無かった気がする。
(幽霊見えるの?とか聞いた気がするw まぁ、これは別の話。)
それで、話してたら電兄が
「今度さー、うちの学校でイベントあるから見においでー」
って言ってきた。
電兄は地元じゃ結構有名な美容系の専門学校生。
日時を聞いたら行けそうだったから、行くって言った。
教えられた日のイベントには大学の友達と一緒に行った。
学校公開みたいなのも兼ねてるから、高校生の数が半端じゃなかった。
今更だけど、この時まだ電兄の名前も連絡先も知らなかった(今思えばアホだなw)から、巡り合えるまでかなり時間がかかった。
電兄に会った時、奴はカットモデルのねーちゃん達と一緒に居た。
「来てくれたんだー。ありがとー。」
俺がカットしたんだよーとかプチ自慢されたりして、まぁいろいろ駄弁った。
そしたら、友達が「皆で写真とりたい」て言い出したので携帯で写真撮ることに。
私は別に写りたくなかったので撮影係になった。
どこで撮影しようかってことになって、私は適当に
「そこが良いんじゃない?」
って言って明るそうな廊下の一角を指差した。どうしてそこにしたかは、本当になんとなくとしか言い様が無い。
私がそこを指差した瞬間、電兄は突然
「こっちが良いよー」
って、明らかに逆光になる場所を指差した。
他の皆は「何言ってんだよ」って感じで笑ってたけど、私は、電兄があえて私と違う場所にしたくて慌てて変な場所を指しちゃったようにしか見えなかった。
(この予想は外れてなかった。)
その後は結局外で写真撮ることになって、やっと(?)電兄の名前と連絡先聞いて帰った。
夜に電兄にお礼のメールして、写真の時どうしたのか尋ねた。
『だって、居たんだもん』
メールでそれだけ返された。
主語が無ぇよ!!!…とか思ったけど、こいつが言うならまぁ、幽霊の話しか無い。
『また?』
『また。やっぱり君、見えてるんでしょ。わざと?』
『冗談キツいよ。』
こんな感じでまた電車の時みたいなやり取りになった。
電兄が言うには、私が写真を撮ろうと指差した先に、何かが居たらしい。
全く何も見えてなかったことを言ったら、「無意識の意識だね」って言われた。
私は霊とか見えないタイプの人間だけど、アンテナで無意識に幽霊を拾ってるのかもしれないらしい。
(そういう方向に無意識にに“引っ張られやすい”みたいな表現も使ってたような気がする)
私みたいな人はよく居るみたいで、例えば適当に風景の写真を撮る時に「居る」方向にレンズを向けちゃったりするとか。
これ読んでるあなたも、無意識だと思って見てる方向(物や場所含む)が、実は幽霊に気付かないうちに“引っ張られて”見てしまってるものかもしれない。
ぼんやりできない上に、下手に写メとか撮れなくなった。
見えてないだけで、実は何が写ってるか分からないもん。
つーかせっかく見えてないんだから、わざわざ怖がらせるな!!!
電兄シね…と思ったw
3回目はこんなかんじ。
またまた長くてスマソ。
怖くないしなーorz