
師匠シリーズ<全話リスト>
師匠シリーズ 第1話 小人と巨人 師匠シリーズ 第2話 師事 師匠シリーズ 第3話 鍵 師匠シリーズ 第4話 そうめんの話 師匠シリーズ 第5話 失踪 師匠シリーズ 第6話 東山ホテル ...
師匠シリーズ 第1話 小人と巨人 師匠シリーズ 第2話 師事 師匠シリーズ 第3話 鍵 師匠シリーズ 第4話 そうめんの話 師匠シリーズ 第5話 失踪 師匠シリーズ 第6話 東山ホテル ...
変わり始めたのはいつだっただろう。 終わりを予感したのはいつのことだったのだろう。 考えても仕方ないことを考えながら、あのころを思い出す。 外を見れば大粒の雨。 ああ、そうだ。...
高校の先輩で、大学に入って映画サークルに所属している人がいて、その人から聞いた話です。 その先輩を含めた3人の男子部員で8mm映画を撮ろうという話になり、 「やはり主演の女の子はカワイイ子...
電車に揺られて数十分。 窓から見える景色は少しずつ、見慣れた街から知らない景色に変わっていく。 いつしか、目的地に到着する。 いつかの彼の過ごした、僕が知らない街。 駅から降りたところ...
親戚のおじさんの話。 彼は肉を食べない。 菜食主義者な訳ではなく、ただ単に好きではないだけだと言う。 その証拠に魚は好物でメザシや一夜干し等の干物は食卓に欠かさない。 秋刀魚の時期になると...
オカルと系じゃないけど、ひまだったら読んでみて 自分の勤めてる会社、コンピューター関係で色々やっているんですが、業務の一環で葬儀の遺影写真も作ってます。 取引先の葬儀屋さんから、メールとか、リ...
子供のころ、時々遊びに行っていた神社があった。 自宅から1キロほどの山のふもとにある、小さな神社だった。 神社は大抵ひとけがなく、実に静かだった。 神社の横が小さな林になっていたのだが、その...
美術系の専門学校に通っていた頃の話。 一年の前期は基礎学科で、専攻がどの分野でもデッサンや色彩学なんかをやる訳だが、この時期は課題提出が死ぬ程多かった。 加えて、授業で使う水張りパネルなんかを...
藤宮は今日も馴染みの喫茶店、鶴田珈琲に来ていた。 特に珈琲が旨い訳ではないが、この店に置いてあるビリヤード台を何となく見つめながら、ゆったりと時を過ごすのが好きだった。 珈琲を啜りながら藤...
Aの家は寺なんだが倉みたいなのがある。 Aの家に泊まった時の話。 夜、Aが面白いもん見せてやると倉に連れてかれた。 中は電気も通ってなく、懐中電灯で埃っぽい中を進む。 A「これこれ」と...
呼吸をするのが苦しくなるようなあの話に移る前に、すこしだけ、他愛ない普通の中学生だったころの話をさせてほしい。 カウントダウンの、そのまえに。 ナナシマキョウスケ、というその男...
小学校の頃、俺はそんなに友人が多い訳でもなく、どちらかというと一人でいる事の方が多かった。 そんな数少ない友人の一人にT君がいた。 俺の住んでいた土地は、市街地から電車でトンネルを二つ抜け、陸...
これは俺と両親の体験談。 でも当時3歳だった俺は当然覚えてなくて、両親から聞いた。 俺の父は骨董商をやっている。 絵から古道具、茶道具、なんだかよくわからないガラクタ?みたいなものまで色...
それはもう、いつのことだったか覚えていないが、たしか今日のように寒い中三の秋の日だったと思う。 どうしてそんな話が出たのかわからないが、いつもの帰り道、僕と親友の会話に「狼少年」という童話の話がでて...
高校生のとき、互いの家を気軽に行き来できる仲の友人Aがいた。 Aが不在のときうっかりお邪魔しちゃっても、Aのお母さんが 「いらっしゃい!いまね、ちょっと買い物に行きたいから、留守番しててもらえ...