友人の予言

姑とまだ同居していたときのこと。 近くに住む友人が遊びに来た。 友人の職業が気に食わない姑は、彼女がくるなり同席し、なんだかんだと文句をつけ始めた。 友人はにこにこ笑ってやり過ごしていたが、...

踊る影

私の通う高校は入学時から校舎の改修工事だかで、校庭の隅にプレハブの実習棟があり、校庭が一望できるようになってた。 敷地はかなり広い学校で、畑なども併設していたためか校庭もかなり広々としていた。 ...

恋は盲目

恋は盲目みたいなこというけど自分もそうだった。 ある女の人を好きになってから毎日その人のことを考えて送ったメールを見返して変なことおくっていないか考えたり、みたいな感じ。 よっぽど下手な宗教より妄...

トウモロコシ

トウモロコシが食卓に上る季節になると我が家では必ず語られる話。 今では70歳近い母親が、小4のときに体験した話だ。 ひとりっ子の母は、当時、母の祖母・両親と一緒に田舎で暮らしていた。 そこは...

姉の部屋

死ぬほど洒落にならないわけじゃないと思うが個人的にめちゃくちゃ怖かったから投降。 不登校ニートで毎日PCと飯を繰り返す毎日でどうして家族に殺されないんだろうと思ってた。 私の部屋はちょっと前に...

プリングルスのおじさん

小学生時代の話です。 僕の学校の通学路にはプリングルスのおじさんと呼ばれる、顔がパンパンに腫れたおじさんがいました。 おじさんは少し知恵遅れなのかな?と思われる、新太君という15歳くらいの子供を連...

キャンプ場での肝試し

地元のキャンプ場の話。 俺の小学校では五・六年時に毎夏宿泊訓練でそこを訪れていた。 場所は山の中腹で、湖の岸辺に小屋が点在していた。 五十人用の大きな小屋が二つで他は六人用と四人用と二人用とが合...

猫とおっさん

猫が床から十数センチ離れた空間に、猫パンチをくらわせていた。 近づいてみても虫すらいない。 それなのに必死に猫パンチ。 いい加減に止めないとアホになるんじゃないかと心配していたら、通りすがりの弟...

奇妙な軽トラック

大学の先輩と行ったドライブ旅行の帰り道。 途中、地図を読み間違えたのか、近道しようとした俺たちの車はどこかの山道に迷い込んじゃった。 時間は夜の八時くらいだったけど、山中なので行けども行けども...

背後からの視線

2ヶ月ほど前のある夜、風呂でいつものようにシャンプーをしていると後ろから誰かの視線を感じた。 ふと目を開けて後ろを振り向いても、誰もいない。 最初は気のせいかと思い気にもとめていなかった。 ...

未熟児

数十年ほど前の話ある女が妊娠し、自宅で出産してしまった。 産まれた子供を見ると異様に髪が長く 首に巻きついたその髪のせいで体がうまく育たず超未熟児の状態だった。 それを見て気味悪がり気の狂った母親...

丑の刻参り

去年の夏の話です。 友人の柿崎の家の近くに少し大きめの神社があって、そこで数人集まって肝試しすることになりました。 私と神社の地理に詳しい柿崎とで脅かし役をすることになり、夜中の一時過ぎぐらい...

足 ある日、俺は友人と2人で飲みに行く約束をした。 その日は予約を取っていたので、待ち合わせの時間の少し前に店に到着した。 用意された個室に案内され、俺は席についた。 部屋にはまだ誰も...

田舎の家の天井裏

よくある事故物件みたいな話だし、死ぬほどかって言われると、疑問はある。 でも、地域制なんかも考えると、もしかしたらみんなは怖いかもしれない。 その場所は、元は田舎の漁村だった。 山間の漁が盛...

髪が伸びるリカちゃん

小さい頃は大量のリカちゃん、もんちっち等所有し既に人形者の素質はあった。 リカちゃんの髪の毛カットして遊んでたりしたんだが一体だけ髪が伸びるリカちゃんが居たよ。 当時話題になってた髪が伸びるいちま...