大きな三毛猫
知り合いの話。 彼は山中にある小さな社の氏子をしている。 秋祭りに使う道具を、社務所の倉庫で探していた時のことだ。 何せ、最後に使ったのは一年も前、おまけに収めたのは自分ではないときてい...
洒落にならない怖い話・ゾッとする話・オカルト
知り合いの話。 彼は山中にある小さな社の氏子をしている。 秋祭りに使う道具を、社務所の倉庫で探していた時のことだ。 何せ、最後に使ったのは一年も前、おまけに収めたのは自分ではないときてい...
うちの一族は女だけ結構霊感がある家系なのだが、その中で私のおばさんが一番ずば抜けているんだわ。 で、そんな叔母さんがある日突然倒れまして。 見舞いに行ったんだけど、完全に寝たきり状態。 体も...
11年前のダイビングの体験、日本の南方の海底の話。 わりと好評なダイビングスポットなんだけど、そこから少し離れた地点で石棺と思われる遺物が存在しているのを見つけた。 この石棺には「舜后」って感...
怖い話じゃなくても、不思議な話ならここでいいんだよな。 もう10年ほど前の事だが、長期の出張で、ある離島にいた。 「何もあんな僻地に...」 って同情してくれる先輩もいたが、オレは釣...
昨日初めて不思議体験に出くわした。 DQNとか高校生とかよる出没しなくなるこのくらいの時期に、よく防波堤の先っちょで酒飲みながらギター弾いたりとか笛吹いたりとかとかよくするんだが、昨日も8時ぐら...
1829年4月、スウェーデンで漁師をしているヤンセン親子は、いつもの漁船に乗ってノルウェー沿岸を北上していた。 だが、北極圏に入ると、それまでは穏やかな海だったものが、途端に荒れはじめ、暴風雨になっ...
十年以上も昔の話になる。 会社の先輩と中学以来の友人と俺の三人で、盆休みに有給を足して十一日間の北海道旅行へ出掛けた。 車一台にバイク一台の、むさ苦しい野郎だけの貧乏旅行だったが、それは素晴ら...
阪神大震災から半月が経った頃だったとおもう。 まだ崩れた家屋や瓦礫はそのままになっていた。 オレとオカンはいつも瓦礫の中を徒歩で自宅に向っていた。 オカンはある瓦礫の山のところでいつも「行くで!...
前に書き込んでから随分経ったな。 休みが取れんから全然釣りが出来ん。少々辛い。 で、釣りに行く妄想をしてたら思い出した話を書く。 「リクエスト釣り」の島での体験。 その日師匠(祖母の弟)は...
何年か前に、父(他界)に聞いた話。 父が子供の頃、近所に漁師のおっちゃんがいて偏屈だったけど父は可愛がられていた。 その地方(山口県のある所)では、雨の降る日には絶対に船を出してはいけない...
ゆっくり怪談さんに読んでいただいたので、知っている人がいるかもしれません。 洒落怖の過去ログに「心中した叔父夫婦」で掲載されている話をこちらに掻き込んだ者です。 あの時はまだJKとかそんなだったか...
古い、カビ臭い屋根型テントの中、これといってやることもなく過ごしていた。 時間を持て余していたわけではない。 特に何もせず、ぼんやりできる贅沢を堪能していた。 同行している知人も同じだ。 その...
祖父から聞いた話。45年程昔の出来事です。 私の祖父は当時、鍛冶屋を営んでおりました。 釣りが好きだった祖父は、近所の遊び仲間と共にやり貯めた仕事の合間しばしば釣りに出かけたそうです。 釣り...
北千住にある炉端焼きの店で、バイトしていたときのお話。 働いていた俺がいうのもなんですが、いつもヒマな流行らない店でした。 店主は五十年配のおばちゃんで、店を長年一人で切り盛りしていたのですが...
実家は長野県なんだが、結構な田舎。 元々から住んでる本家筋の集落の周りに、その分家とかが家を建てて段々集落が広がっていった土地、って言えばイメージつくかな。 本家筋の集落は建物も古くてなかなか...