怖くて悲しい話一覧

義理の姉

余り周囲の人には言えないタイプの話なのですが、こちらでなら聞いていただけるかも知れないと思い、書き込んでみます。 とにかく誰かに聞いてもらって自分の中で整理をつけたいのです。長いんですが…。 二年...

包帯を巻いた男

夢の話です。 私は夜中、家の庭で電車を待っていました。 家の庭というより、その目の前の原っぱの真ん中に座っていました。 目の前を廃線になった今で言う第3セクターの線路が、そのまま田んぼの中...

黒田君のギター

僕が彼に出会ったのは、高校1年生の時のことです。 一応政令指定都市ですが、都心ではありません。 家から歩いて3分以内に何軒かコンビニはありますが、全部ローソンです。 小洒落た雑誌に載っている服を...

父の呼ぶ声

今からする話は、うちのおばぁちゃんが昔体験した事です。 あらかじめ言っておきますが多少セリフに脚色をつけていますがすべて実話です。 蝉がうるさく鳴き風鈴が心地よく鳴る中学三年の夏休み。 周り...

呪いの相手

大学時代、俺にはAという親友がいた。 Aは超ハイスペックで成績はいいし、外見・性格共にイケメンだった。 (顔はオダギリジョーっぽい感じ) 俺は冴えないブサメン・根暗だから、何でこいつが仲良く...

よくない物件

これは私が大学時代の話だからもう10年以上も前のことになる。 当時、私は実家から遠く離れた大学に通っていた。 新幹線だと丸一日かかるので、実家に帰る時は飛行機だった。 当然一人暮らしで、...

ツンバイさん

これは俺が小学5年生だった時の話だ。 当時、俺の通っていた学校では『心霊写真』を撮影するのが流行っていた。 俺のクラスの何人かも使い捨てカメラを持ち、放課後の校舎で幽霊が出そうな所を撮影しながら探...

タクシーを拾う男

タクシー運転手をしております。 長いことこの仕事をしていると、ちょっとやそっとのことじゃ驚かなくなりますよ。 酔っ払いが車内で吐いたり暴れるのなんて、日常茶飯事です。 この職業は色んな出来事に遭...

終電車

僕の家から会社までは、小さな私鉄の電車で約30分です。 都会では考えられないでしょうが、行きも帰りもほとんど座って通勤しています。 その電車で帰宅途中、無気味な出来事を体験しました。 その日...

資料館の手紙

ちょっと専門用語が多いので分りにくいかもしれない。 高校卒業後すぐに自衛隊に入隊した俺だったんだが。 7月の後期教育のある日、駐屯地にある小さい資料館の掃除ってのがあったんだ。 班長の説明ではこ...

病室の友達

僕が子供の頃に病院に入院していた時に出会った、不思議な友人の話をしますね。 あ、“僕”って一人称だけど、女です。 漫画やアニメとか好きなんで、いるじゃないですか、一人称が僕とか俺とかの女の子の...