普通に怖い話(怪談)一覧

右足の痺れ

「いきなり右足だけしびれだしたんだよ・・・」 友人Kは語りだした。 「おまえなんでもない?。つーか、あの時何もなかった?」 「いや、別に何も・・・。どうかしたのか?」 10日ほど前、心霊好き...

廃墟のおじさん

ある日、あるカップル2組で、山奥にある廃墟へ歩いていました。 ある程度歩き、少し休憩していると、 カサカサ・・・ という音がしました。 最初はびっくりしましたが、「動物か何かだろう。」...

痴呆の曾祖母

数年前に97歳で大往生した私の曾祖母も亡くなる十数年前から痴呆を患っていた。 そんな曾祖母に見えていたのは、親子三人の幻覚だった。 曾祖母が語ったところによれば、家族構成はお母さん、お父さん、...

気持ちの悪い男

会社の近くの博物館に昼食を食べに出かけた。 博物館の中の喫茶店は、おいしいけどみんなに知られていないせいか、あまりこんでいないからゆっくり食べれるので、数回来た事がある。 いつもは、ロビーの近...

ねぇ、聞いてる?

自分が高校入ってすぐ、学生にも携帯が普及し始めた頃の話。 学校が終わって、家に帰ったら丁度家電に電話。 母親からで、今日は遅くなるってだけの連絡だった。 適当にメシの準備してたら再び家電。 ...

鏡の中を横切る女

大学時代の話。 サークルの誰かがゴミ捨て場から鏡を拾ってきた。 幾分大きすぎたので、欠けて歪な形になっていた端の部分を押し割って、部室の二つの窓の間に吊るすことになった。 翌日、部室に入ると...

吊り橋の隙間

中学生の時、夏休みに家族でキャンプに行った。 そこのキャンプ場は駐車場から5分ほど歩いたところにテントが張ってあった。 テントに着くまでには川があり、やや古めの吊り橋を渡って行った。 夕食後...

浮き出す染み

JR京葉線・新日本橋駅に部下『N』のと二人でいた時の話である。 私たちは一番後ろの車両に乗りたいと、下り線ホームの東京駅に一番近い側に立っていた。 その壁際のところに、奇妙な人の形をした染みがある...

ガラクタ置き場

小学生の時の話です。 その時私が住んでいたのは、所謂「廃~」が非常に多い場所でした。 廃工場、廃校、廃病院・・・など、使われていない施設です。 無論、学校や親などからは、そこには近付かないよ...

奥多摩の慰霊碑

10年ぐらい前、プライベート・ラリーのチーム4台で奥多摩経由で走りに行った。 秋の夜中2時ぐらいに現地着いて。 他に車来ないだろうってんで、慰霊碑の所にハザード着けて車止めたの。 で、慰霊碑...

盛り塩

私の現在住んでいるアパートは、築2年ほどの新しいアパートです。 1年ほど前に実家を出て、結婚を約束している彼と、ここで同棲しています。 この部屋に私たちが入居する前に、先入者の出入りがあったのかど...

スイカ畑

会社の先輩から聞かされた地元では有名な話らしい。 先輩の話し方がうまかったのか、ネタだと解っていてもこわかった。 うらおぼえなのでショートショート風に… 「危ない…!」 声と同時に二人...

金縛り観察

ん年前・・私は腐れ縁のO君といつものように飲み、いつものようにはしゃぎ語らい、そして終電もなくなりO君の家にタクシーで帰りました。 部屋でHなビデオ、音楽などを聴きながらだべっているとO君が「眠いか...