忘れもしない2002年10月。
会社の帰り。
タイムカードでは21時頃だった。
俺と同僚は錦糸町駅の高架橋をくぐって歩いていた。
高架橋の中にオバサン占い師がいた。
目をつぶってて、妙に怪しげな動き?をしていたのを覚えている。
無視して通り過ごそうとしたら、占い師は
「お兄さんたち、1分でいいから話を聞いてよ」
という。
すごく綺麗な声だったのがかえって怪しく聞こえてしまい、なんだ新手の客引きかよと友人は
「急いでるんで。じゃ」
と高架橋を抜けた。
で、駅について定期で入ろうとすると改札で止められた。
同僚も改札でひっかかっている。
あれ?
期限まだ切れてないぞ?
と定期を見る・・・・大丈夫だ。
よく見ると駅前の様子が何か違う。
同僚が叫んだ。
「あれーーーー??ここ稲毛駅だぜ??」
「ええええええええええ?!?!」
怖いというより、びっくりして動転して俺達はまじで改札で絶叫してしまってた。
稲毛駅の人ごめんなさい。
同僚がちょっと漏らしちゃったのでトイレで着替えた後、結局、その日は電車に乗って帰った。
怖くないけど本当の体験だよ。
そういえば占い師の顔とか動きとか普通じゃなかったな。
話を聞いてたら何かあったのかな。