メキシコ・チワワに所在するブライダルショップで80年近く、店頭に立ち続けている美しきマネキン『La Pascualita:ラ・パスクァリータ』は前店主の娘の遺体と言われている。
本物の人間(遺体)と噂される美しきマネキン『ラ・パスクァリータ』
地元メキシコの噂によると、マネキンは前店主の娘の遺体で、結婚式の日に毒クモに噛まれて亡くなった愛しき娘の遺体に防腐処理を施して、生前の美しい花嫁姿のままでショップウインドウに立たせたものと言われている 。
着ているドレスは頻繁に変わるが、その着替えの場面を誰も見たことがない。
オーナーと数人の腹心の従業員だけが、着替えを許されているという。
特徴的なのはマネキンの手である。
手には小じわが目立ち、薄い産毛のようなものも見える。マネキンではなく、本当に人間の手のように見えるのだ。
美しきマネキン、ラ・パスクァリータは夜になると位置を変え、その瞳はお客さんの後を追う様に動くと噂された。
そして、ラ・パスクァリータが着ているドレスで式を挙げると幸せな結婚生活が送れるというジンクスも生まれた。 彼女の手には血管やうぶ毛まであるとされる。これらは本物の遺体であるという証拠だと言うが・・・