11年前のダイビングの体験、日本の南方の海底の話。
わりと好評なダイビングスポットなんだけど、そこから少し離れた地点で石棺と思われる遺物が存在しているのを見つけた。
この石棺には「舜后」って感じの文字が刻まれていた。
まあそれだけなんだけど、発見したその日から1ヶ月ほど大昔の琉球だか台湾だか朝鮮だかの偉い人ぽい女性が夢に出るようになった。
また同じく一緒に潜った彼女も同様に女性の夢を見るようになった。
ただ俺の夢の中では女性はただジッと見ているだけなのに対して、彼女の夢に出て来る女性は鋏で己の髪を切り、剣で己の手首を切り落とし、迸る鮮血を髪に振りかけ、それを彼女の口に詰めむというエグいもの。
彼女の方も1ヶ月ほどで夢は見なくなったがすっかり精神を病んでしまった。
それ以来大好きだったダイビングはパッタリと止めた。
最近「禁后」という話を知ったんだけど、もしかしたらどちらかがルーツで繋がりがあるのかもしれないと思った。
ちなみにそれからは山のレジャーに力を入れるようになったが、こっちはこっちで怖い思いをするハメにw
どうも海底の「舜后」の文字は認識したときから霊感体質になったような気がする。