俺のおはなし…..
俺がまだ厨房だったころみんなが寝しずまった後に家をこっそりぬけ出してよくエロ本を買いに行っていた。(エロ本の自販機ね)
そしてある夜中のこと…..
いつもどおりにエロ本をそそくさと買い、自転車のカゴに入れ(自販機は家から3kmほどはなれたとこにある)いそいで帰ろうとしたとき、どこからともなく人がヒソヒソと話す声が聞こえてくる。
「やべーよ誰か来るよ」
と半分パ二クリながらペダルを漕いだ…..がペダルが動かない。
鍵はかけてないしチェーンも外れていない。
なんというか後ろから自転車を押さえられてるかんじだった。
その間にも声は近づいてくる。
周りを見渡しても人影などない。
というか自販機の周りは工場ばかりで夜中に人が出歩くようなところではない。
声はまるで空気中から聞こえてくるようだった。
そしてその声が耳元に近づいたとき…..
ひーーーー!!とか、ひゃーーー!!
とか奇声をあげ、自転車をほっぽり出して走って逃げかえった。
そして家の仏壇のまえで助けてーと叫びまくり、起きてきた親にボロクソ怒られた……….
ちなみに聞こえた声は男女数人で何言ってるかわわからなかった、というかそんな余裕なかった。