礼儀正しいおばあちゃん

礼儀正しいおばあちゃん 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

昨日の夜嫌な体験をしたので書き込みます。
誰かに話してちょっとラクになりたいだけなので聞き流してください。

いつもより早くに眠気に襲われた為、部屋の電気を消してベッドに潜り込みました。
私はいつも体の右を下にして寝るのですが、体を右下にして寝ると部屋のドアが目に入るのです。
ベッドに入る前まではあんなに眠かったのに寝る体勢になったら何故か眠気が飛びました。
でも今更起き上がる気にもなれずボーッとドアを見つめていました。

しばらくするとドクン!と自分の心臓が大きく跳ねました。
あれ?まずいかな?と何か危険を感じて寝返りをうとうとしたら案の定金縛り。
金縛りに合う前は絶対に目を閉じると決めていたのですが昨日はだめでした。

目を開いたまま動かない体。
汗がじっとりと全身の毛穴から流れ出してくる感覚だけがリアルです。
ドアから目を離せないでいると暗闇の中でほんの少しずつドアが開いていくのが見えました。

「いや本当勘弁しろよ、見たくないんだよ」

と思っていたら、開いたドアの向こう側に小さいおばあちゃんがいました。
腰が少し曲がっており、着物を着たおばあちゃん。
両手を上品そうに体の前で組んでいてまっすぐにこちらを見ています。
目が離せないままでいるとおばあちゃんはゆっくりお辞儀をしました。
(演歌歌手とかがやるみたいにゆっくり)

そして一歩部屋の中に足を踏み込んできました。

「いやいや入ってくんなよ!」

その瞬間に無意識にデカイ声で自分が叫ぶと金縛りがとけ、消したはずの電気がパッとつきました。
勿論ドアが開いてませんでした。

今思うとやたら礼儀正しいおばあちゃんだなとは思いましたがそのときはほんっとーに怖かったです。

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