受験勉強

受験勉強 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

かなり洒落にはならないけど、あまり怖くない話です。

私が13歳で、高校入試の勉強をしていた頃の出来事です。
私は、ちょっとした進学校に行きたいと思っていたので、週に2,3回は夜になると机に向かって勉強していました。

ところが、勉強していると、本棚から本が落ちるのです。
あれっと思い入れ直すのですが、しばらくするとまた落ちます。
しばらくそういうことが続いたので、ギュウギュウに詰め込んだら、なかなか落ちなくなりました。

次はラジカセです。その当時のラジカセは機械式で、再生ボタンを押すにはガシャッと押さなければならないので、誤動作は普通しません。
それが突然押されるのです。
さすがにおかしいなあと思いはしたのですが、とりあえず鳴ったら止めるというのが定番になりました。

そんな出来事が季節が過ぎるくらいの間続くと、人間とはすごいもので、何かが起きる前に感じるようになりました。
それで、バッと振りかえると、何も起きません。
時々振り返るのが遅れると事件発生になりましたが、段々と気が付くタイミングも早くなってきて、そのうち完全に制圧することができました。

しかし、まだ次がありました。
夜中に3人の女性が楽しそうに笑いながら会話している声が聞こえてきたのです。
家には母と姉の二人しかいないので辻褄が合いません。
時間も夜の10時を過ぎている時ですし、家は結構田舎なので家の外で会話しているとも思えません。
何か知っている人の声のようだけれども、しかし誰の声だかがわかりません。
聞こうと思うとはっきりは聞こえませんが、どうやら、私のことが話題のようです。

「~はあんなに勉強してどうするのかねえ、無駄だよね」
「あはは、そうだね」

というような、人をバカにした発言の連続です。
とりあえず自分の部屋のドアを開けて外に出てみても、念のために家の外まで出てみても、何も聞こえません。
ところが、自分の部屋に戻ると、また人をネタに談笑する声が聞こえてきます。
さすがに夜中にうるせえっと叫んだりすると、自分がヤバイ人になってしまうので、ちょっと困ったのですが、そのうちに声のする方向を本気で睨み続けると声がやむことに気がつき、声がする度にその声のする方を睨みました。

まあ、こんな生活がしばらく続いて、勉強するのも面倒くさいと思っていたのもあり、
徐々に勉強しないで遊びにいくようになりました。
近所の山を夜登って、アオハズクの声を聞いたりとか。

で、ここまで読んでくれた人は、何が「死ぬほど洒落にならないんだよ?」とか思っているかもしれませんが、珍しく自分から勉強をする気になっている時に、おもいっきり邪魔されるのは、とっても洒落にならないと思いませんか?
もちろん私は進学校には入れず、3流高校に入ったわけであります。
ま、ホントに勉強する気があればちゃんと勉強できたんだろうけどさー。

★この話の怖さはどうでした?
  • 全然怖くない
  • まぁまぁ怖い
  • 怖い
  • 超絶怖い!
  • 怖くないが面白い