あれは6年前、私が会社で働き初めたくらいのことでしょうか。
私は大学から一人暮らしで、近くには高校からの友人が住んでいます。
今回はその友人の話です。
『いますいますあなたの前にいますずっとずっと見てます』
「何だこれ?」
「最近部屋のポストによくこのテープが入ってんだよ。
あと部屋の物が移動してる気がするんだよ」
「気味悪いな」
「ああ」
私は誰がのいたずらだろうと言ったが、友人は「ストーカーだ」と言い、監視カメラを部屋のドアの上のところにつけました。
そして次の日、友人と監視カメラの映像を私の部屋で見ました。
「何も映らないな」
「あぁそうだな」
「待て!見ろ、奥から誰が来るぞ。」
「あっコイツ、ベランダから見える、向かいのアパートの女だ!」
「部屋に入ろうとしてるぞ!」
「はぁーあきらめて帰ったな」
「やっぱりアイツだったのか!オレが洗濯物を干すとき、いつも見てるんだよ、向かいから」
「向かいから、、、だからあのテープの声は《前にいます》って言ってたのか」
「警察呼んで、あの女を捕まえてやる!」
とりあえず友人は私の部屋に泊まった。
そして翌朝、警察が来た。
「例の向かいのアパートの女性に事情聴取を行い、確かにストーカー行為を認めましたよ。
・追跡行為
・覗き
・郵便物の物色
の三点をやったと。」
「ありがとうごさいました。」
「あのー、ポストのテープと部屋の物色等は、、、」
「えーと、それだけは一切否認してましたよ」
「そんなはずはないです!じゃあ誰がやったんですか!?」
その時、友人の携帯がなった。