中学生の頃の話。
友人と二人で自転車で学校から帰ってた時のこと。
友人がブレーキをかけていきなり止まった。
何かと思ってたら、
「さっきの何だったんだ?」
といきなり聞いてきた。
さっきもクソもいきなりお前が止まったんだろうがと言ったら、
「オッサンが消えたろ?」
とか言ってきた。
なんのことだかさっぱりわかんないから帰りながら話を聞くと、
・お遍路姿のオッサンに寺への道を聞かれた。
(地元は四国だからそこまで珍しいものでもない)
・だから止まって答えてあげることにした。
・寺の名前が聞いたこと無い名前なんで知らないと俺が答えた。
(友人も知らない名前だったらしい)
・オッサンは「そうか」とか言って、指をぱちんと鳴らした。
・気が付くとオッサンは消えてて、俺が前を進んでた。
俺としたら、オッサンに話しかけられた記憶は無い。
友人とくだらないこと話しながら帰ってた所だった。
当時は勘違いかなんかだってことで気味も悪かったから片付けた。
友人に騙されたかどうかはわかんないけど、この前あった時この話をして思い出した。