こんにちわ、初めて書き込みますので見づらい点はご容赦を。
兄(新聞記者)から聞いた話で恐縮ですが・・・。
兄の友人でカメラマンをしている人が、休日カメラを持って海岸を歩いていました。
天気は良いのですが風の強い午後だったそうです。
しばらく歩いていると離れた崖の上に白いワンピースを着た髪の長い女性が崖の上から海を眺めていたそうです。
「いい絵になるかな・・・」そう思った彼はファインダー越しに彼女を覗き込みシャッターチャンスを狙いました。
(結構昔らしいんで肖像権等は今ほどうるさくなかったみたいです)
ふと・・・彼女は崖に向かい歩き出しました。
「まさか?」
不穏な空気を感じた彼はファインダーから目をはずし肉眼で確かめました。
確かに崖に向かい歩いてます。
「まてー、やめろ!」
叫び、走り出しましたが砂に足を取られうまく走れない上風が強く声も届きません。
そうしているうちに彼女は崖の淵にたどり着き手を合わせます。
「間に合わない」そう感じた彼はとっさにカメラを構えます。
カシャカシャカシャカシャ・・・・・・。
彼のとった行動は「最後の瞬間を記録に残すこと」でした。
全て終えた彼は消防に電話をし、一通りの手続きを終えました。
その後彼は現像した写真を見て驚愕したそうです。
連続でとった写真、波に消える瞬間の写真に信じられないものが写っていたそうです。
最後の写真の女性は、こちらを向いて(カメラ目線で)笑っていたそうです。