精神病と第六感

精神病と第六感 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

私は立場的に、精神に病気を抱えてる人と触れ合う機会が多い。

精神の病気、といっても、昔は心の病だとか気が弱いからなるとか言われ、差別されたりすることが多かったが、今は精神疾患に対してきちんと理解をしてくれる人が多くなったのは気のせいではないと思う。

ホラー映画などで〝閉鎖病棟〟という言葉を使って怖がらそうとしてくるが、閉鎖病棟といえど、正しい知識があればなんら怖い部分などはない。
精神疾患にもいろいろな種類があって、程度の差もある。
(社会生活ができるできない、日常生活ができるできない、援助があればできる等)

今回は病状が重い方と親しかった時に体験した、ある意味怖いと感じた話しをしたいと思う。

病状の重い方をAさんとする。Aさんいわく、自分の脳はインターネットの様な物に常に接続されていて、ネットを使わずとも情報が自動的に入ってくるとのこと。
この病状だけならそれほど怖くない。
私が怖いと感じたのは、Aさんの言う「世の中の本当の姿」。
もしAさんの言うとおり、世の中、地球、宇宙までもがそうだとしたらと想像すると、恐怖を感じた。

まず、Aさんは自身の住む地域一帯を全てコントロールしている。
その方法だが、Aさんは893の一番えらい人にテレパシー的な物を使ってお願いするらしい。
すると、すぐにその願いは叶えられる。
その893の一番えらい人について聞いてみたことがあるのだが、名前を出すと怒られるからという理由で教えてはくれなかった。
つまり、世の中の全ては893が動かしているとのこと。
(そう言ってしまうとオーバーな気がするが、多かれ少なかれ事実な部分もあるかと)

例えば外を歩いていて、犬を連れた人とすれ違ったとする。
するとAさんは、その現象は自分が願ったから起きた事だと言う。
地域に建ってる建物も、自分のために893のえらい人が建ててくれたと言う。

「この街は、俺が作ったんだ。この街で俺を知らない人はいない」
とAさんは常々言っていた。
(もちろんAという名前を知人に尋ねても誰も知らないと言うのだが)

…等々、明らかに病状として見ることのできる発言は多かったAさんだが、どう考えても病状ではなく、Aさんに不思議な力があるとしか思えないことも多々ある。

例えばジャンケン。
20回ほど連続して私はAさんとじゃんけんをしてみた。
全て、Aさんの勝ちだった。

Aさん曰わく「見える」のだそうで、ジャンケンする相手がなにを出すかが事前に脳裏に浮かぶらしい。
ジャンケンで相手が出す物がわかるなんて病気はないはずだ。
(かく言う私も、小さい頃は相手がなに出すかわかる謎の超能力を持っていたが大人になるにつれわからなくなっていった)
ここでの不思議短編、中編にもジャンケンがわかる話が載っていたので、これは第六感とか霊感の一部なのではないかと思う。

長々と書いてしまったが結局言いたかったことは、精神疾患を持っていると言われる人に限って、第六感的なものが備わってるケースが多いのではないかと経験上思う。
どこまでが病状でどこからが第六感の働きなのかは私にはわからない。
しかし精神疾患というのは脳の機能の不調からなるものならば、見えないはずのものが見えやすくなってしまったりしてもおかしくないと結論つけざるを得ない。

Aさんは宇宙が出来た仕組みも、地球の本当の歴史も知っている。
宇宙と地球の話も事細かく聞いたが、書くとよけい長くなるので割愛するが、Aさんが唱える説には、矛盾点がない。しかしそれは私たちが学校で習った内容とは全く違う。
私たちは義務教育や専門的な勉強で、ある程度地球の成り立ちと歴史について習い、覚え、信じてきた。
しかし、それがAさんの話を聞いてしまうと、私たちの知ってる知識は国のえらい人(?)によって捏造された知識なのではないかと疑ってしまう。
地球は平面で、地球を中心に全て回ってると信じ切ってた時代があるように、現代でも同じ様なことが起こっているのではないかとAさんの話を聞くと思ってしまう。



前置きとして今回の話の内容は、全てがAさんの言葉ではないということ。
Aさんも私も特に何かの宗教には入っていないということ。
(強いて言えば日本人なので文化的には仏教派に分類されるのかもしれないが)
オカルト好きな私とAさんとで議論した結果です。

今回のテーマとしては〝人類の本当の姿〟
結論から先に言うと、「現在の人類の半分以上には、魂が入っていない」
どうしてこの結論にたどり着いたかというと、本来、地球上にいた人間の数は今よりずっと少なかった。
しかし今は70億以上の人間が地球に生息している。
輪廻転生の考え方を借りて考察すると、不自然に思う。

前世(Aさん曰わく人は人にしか生まれ変わらない)が人間だったなら、今いる膨大な量の人間の体の数に対して、過去からまた人間に生まれ変われる魂の数が少なすぎると思う。
急激な人口増加、その一体一体の人間の体に一体一体の過去も人間だった魂を入れることは不可能なのでは?と思う。
そこで、今本当に魂が入って生きている本当の人間と、魂は入っていないが自分は歴とした人間だと思い込んで生きている〝アンドロイド〟の二種に分けられる。
たまにテレビで見かける、前世の記憶を持っている人。
きっとその人には、魂が入っていると思う。が、私自身には前世の記憶は無い。
だから私はアンドロイドに分類される、という考え方。

ではアンドロイドとは何か?
それはAさんがわかりやすく名付けた区別の方法の名称なのだが、簡単に説明すると、入れる魂が無かったので宇宙人もしくは神に値する者(宇宙人説、神説、この辺は議論しても納得のいく結論は出なかった)が、魂の代わりに人として生きるプログラムを私たちに植え付けたのではないか、ということ。
…宇宙人という言葉を出してしまったのでオカルト要素が強くなりすぎたが、ここで言う宇宙人の概念としては、地球には居らず、普段から見ることはできず、とても膨大なエネルギーを持った何か、という風に考えてもらいたい。

誰が何の目的で地球上の人口を増やしているのか、その答えまではたどり着けなかった。
単に精神疾患の内に見られる妄想として受け取るか、真実の一部を読んでしまったと思うかは、個人の自由です。



一つ、私が恐れていることがある。
実はAさんからは、このような話を人に話すことは禁じられている。
Aさんが〝えらい人〟と言ってる人に怒られるそうだ。真実を人に語ることはタブー。
そして、Aさんが本当の世界のことを私に話してしまったことと、私がこうして匿名ではあるがタブーを人に伝えてしまったこと
それらのことをAさんはきっともう気づいていて、えらい人も気づいているので、私の身に何かが起こる可能性があるということ。

それでもずっと秘密を抱え込んでうずうずして、秘密だからこそ誰かに伝えたくて投稿してしまう愚かな私なのであった。

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