祖父の霊能力

私の祖父は浄土宗の寺院の住職をしていたのですが、もう13年も前に亡くなりました。 寡黙な人で早朝と夕方の読経以外は声を聞く事はありませんでした。 お坊さんだから、幼かった私は 「おじいちゃん...

もんぺ女

小学生の頃の話だ。 札幌のとある古い町に住んでいた頃。 ガキ共の間ではたまり場となっていた公園があった。 その公園は河川敷にあり、ちょうえい橋という古い橋がかかっていた。 その橋は人は渡れ...

見てはいけない祭

これは、オカルト話と言えるかどうか微妙なのですが。 もしかしたら、メンヘル板向けかもしれません。 去年の春のことです。 私の彼女は、1週間ほど実家に帰っていました。 その頃私は忙し...

轟さん

「あの日」以前も以降も、お化け的な物は一切見たこともなく、できれば今後も見たくは無いのだが、10年以上経った今も怖い話というと鮮明に思い出す「あの日」のことを語ろうかなと思う。 呪いとか人が死ぬ...

心理的瑕疵物件

俺、22から28歳まで、心理的瑕疵物件に連続3軒×2年=6年住んだよ。 理由は、俺がある資格を取るため、働きながら勉強するため、親戚がやってる不動産会社に就職することになったから。 一応、寮という...

お客様連絡待ち

電話関係の仕事をしています 数ヶ月前のある日、都内某所のワンルームマンション。 そこは、オートロック式のマンションで、三階建ての建物でした。 築大体3年目位との事でした(ビル管理会社のお話し)で...

かごめかごめ

これは自分の体験じゃないが、親父の若い頃の実体験。 親父は大学の頃山岳班に入っており、頻繁に山登りをしていた。 その日もある後輩と二人で、今度登る予定の山のルートの下見に山登りをしていた。 ...

最終兵器Oさん

大学時代に凄い人がいた。 仮にOさんとしておくが、Oさん自身は小柄で線の細い普通の女性なのだ。 だが彼女の陰のあだ名は『最終兵器』。 その由来には、幾つかのエピソードがある。 Oさんは...

不思議な女の子

私の家は昔の古い日本家屋といった感じの、ジブリの映画に出てきそうな家でした。 土間や畳敷きの大広間、かまどのある台所に仏間と十六畳の和室。 和室は障子を開け放つと縁側に面した庭が一望できました。 ...

海から来た足音

数年前、5月のゴールデンウィークに茨城にキャンプに行ったときの話。 メンバーは友人A,B,Cと俺の男4人。 A,B,Cは連休さえあればキャンプに行ってるが、俺はいつも休みが合わず、この時が初参...

喪服を着た人たち

10年くらい前に自分が体験した話です。 俺の乗ってた電車が人身事故を起こした。 先頭車両に居た俺は汽笛&急ブレーキにビックリして「なんだ!?」と思い運転室を覗いた。 そしたら農作業服姿の婆さ...

光になったあの子

小学六年生の時、不思議な体験をした あまり幸せな話じゃないし、うまく言えなくて、まとまってなかったり、分かりにくかったりするかもしれないけど、誰かに聞いてほしいので書かせてほしい。 私の家...

カラオケ屋のバイト

五年ぐらい前の話思い出したから書く。 当時、ニートだった俺は友人の紹介でカラオケ屋でバイトしてた。 それでフリーターってこともあり深夜帯のシフトに入ってた。 深夜の仕事なんてそうじとたまに来...

蔵の中の長男

地元の話。 私の実家の近所にある旧家、田木家(仮)は地元でも有名な伝統ある味噌屋です。 田舎ですが、それこそ何代も続いているような由緒正しい家柄のようです。 そこに、私は全然面識はないけど、30...