特に心霊などはでてこないんですが、母から聞いた不思議な話を投稿させていただきます。
私がまだこの世に生を受ける前、父と母は三毛猫を飼っていました。
名前はミーヤ。
ミーヤは賢い猫で、どこか普通の猫とは違う雰囲気があったそうです。
ミーヤはどこからともなくある日突然やってきて、特に何処かに帰る素振りもなくうちにずっといたので、動物好きだった母が勝手に飼うことを決めたそうです。
そのまま時は流れ、5年後に母が私を身籠り、出産日が近づきました。
父はその日いつも通り会社へ行き、母は家でゆっくりしていました。
予定日はまだだったのですが母は突然破水し、陣痛も始まり動けなくなってしまったそうです。
ああどうしよう、このままじゃ…と思っていると、何処からともなくやってきたミーヤが、電話の子機を頭突きのような格好で運んできたそうです(笑)
普通ならびっくり笑い転げるところですが、陣痛でそれどころではない母は病院に電話し救急車を呼び、無事私を出産しました。
産まれたばかりの私を連れて家に帰り、ミーヤに
「ありがとう」
と伝え、
「お前の妹だよ」
と私の顔を見せると、ミーヤはしばらくじっと私を見つめ、プイッとそっぽを向き、何処かに行ってしまいました。
母は
「ありゃ…興味なかったか」
と苦笑いしたそうです。
その日からミーヤは突然いなくなったそうです。
実は私は産まれた時からひどい犬猫アレルギー、犬猫喘息で、少し犬や猫を触っただけで全身が腫れ上がり、呼吸困難に陥り、もしかしたら最悪の場合…というような状態でした。
ミーヤは、私がそんな病気を持って産まれたことをわかったのでしょうか?
私のために姿を消してくれたんでしょうか?
なんにしても、猫は不思議な力があるんだなと私は思いました。
ちなみに、まだアレルギーも喘息もあるんですが、多少触っても大丈夫なくらいよくなりました。
犬も猫も大好きです(^ω^)
もしまだ元気ならまた戻ってきてほしいです。