俺は不思議な夢をみた。
夢の中で俺は何処ともわからない密室にいた。
窓もドアもない…夢だとすぐ理解したのだが、不気味だった。
壁の色は黄色、部屋の中にはお皿が一つだけ。
何故か夢の中の俺は無償に腹が減っていた。
とりあえず夢だからと思い、俺は気楽にしていた。
相変わらず腹は減る一方だ…。
「あー…腹減った…そういえば吉牛復活したよな…牛丼くいてぇ…」
とそのとき!皿の方々からいい匂いが…
牛丼が入っていたのだ。
「おー流石夢だな、ってことは飲み物も念じれば…」
そう思って念じてみた。
しかし飲み物はでてこない。
「まぁそう都合よくないよな…。」
とりあえず牛丼を平らげた。
……あ~エッチしてぇな~。
俺は童貞である。念じれば女でてくるかな…。
どうせなら芸能人でも念じてみるか!俺はテンションが上がってきた。
俺は強く念じてみた。
念じてから20秒ぐらいたっただろうか、背後からひとの気配がする。
(よし!成功したか…)
俺は振り向くと、そこには12歳位の男の子がいた。
「ん?男の子…」
俺はガッカリしたが、暇だったし、その男の子と話をしてみることにした。
「なぁお前何処からきたの?」
すると男の子はこう答えた。
「ねぇ殺してもいい?」
俺はなにを言ってんだコイツと思った。
「何を?」とりあえず聞いてみた。
「……駄目なの?」男の子は少し怒っているようだった。
「俺のことかな?」男の子に聞いてみるた。
「……密室…」男の子はそういって、《ドア》から出ていった。
俺は何が何だか解らなくなっていた。
「あれ?さっきドアなかったよな??」
すると、突然吐き気がし、我慢できなくなり外へでた。
「………なんだ、ここは…」
俺はビックリした。
部屋の外は見たことのある風景だが、近所ではない。
空は黄色だった。
とそのとき!耳鳴りがした。
空を見上げると、何か降ってくる。なんだろう?
かくばくだん……か…
そして風景は黄色から白に変わった。
俺は目が覚めた。
「気持ちの悪い夢をみたな…頭がガンガンする」
時計をみたら深夜1時。
「まだ1時かよ…寝……1時!?」
俺は驚愕した。
何故なら俺は深夜の3時に寝た筈なのだ。
どういうことだ??
と同時に夢の内容が頭をよぎった。
「あれ」が落ちる瞬間のことを。
俺は全てを理解した。
そういうことか。なるほどね。
俺は安心して眠りについた。
男の子の幸せを願いながら…