ヤハハ・・・ハハハ・・・ヒャヒャ

ヤハハ・・・ハハハ・・・ヒャヒャ 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

尾瀬にある旅館(山荘?)に彼女と行ったときのこと。
泊まった部屋、夕方には気付かなかったけど。

夜になってふと彼女が「ねぇ、あれなんだろ?」と柱を指差す。
部屋は和室で床の間にある柱の上のほうに棺おけの形をした5角形の紙が張ってある。
その紙は少し破れていてそれをいじくってると何かがポトッと落ちた。
お守り(おふだのような)だった・・・

なんじゃこりゃ~~??
と思って気味悪がっているうちに床の間にあった壷が目に入り妙に気になった。
中に手をやると何かある・・・
髪の毛がいっぱい入ってた。
流石に気持ち悪くなり、早く寝ようということで10時ぐらいには電気を消し(午前0時には自家発電のため強制消灯)布団に入っていた。
が、怖いのと彼女とまだ一度もHしてなくてムラムラしてたので眠れなく執拗に彼女に話しかけて寝かせないようにしていた。

午前1時を過ぎたぐらい、突然ドアがガタガタガタッ!と揺れだす。
「なに~~~~???」と彼女。
「か、風だよ風」・・・
そしてまたしばらくたったとき、彼女が「何か聞こえない?」と言い出す。
もうやめてくれ~と思ったが耳を澄ますと

「ヤハハ・・・ハハハ・・・ヒャヒャ」

と女の声が聞こえてしまった。

その旅館は宿泊者もあまりいない。(3組ぐらい)
その笑い声の聞こえた方の窓の向こうは森。
2人でガクブルになりながらも何も無かった様に喋りこんでいた。

しかし、彼女が「・・・トイレいきたい」。
時間を見るとぴったり2時。
部屋の中にトイレは無く一階にある共同のトイレまで行かねばならなかった。
そして俺についてこいとのこと。

部屋のドアを開けるとそこは暗闇、月の光が明るく足元が見える程度。
床の軋みが恐怖を駆り立てる。
「なんで電気ついてないんだ~」と愚痴りながら(消灯)トイレにたどり着く。
勿論真っ暗。
廊下で待っているのも怖いし、一緒に中へ入る。
さすがに個室までは入れず、彼女が用を足すのを待っていると突然個室のドアノブがガチャガチャガチャッっと揺れた。
「やめてやめてやめて~~~」と彼女、半泣き状態。
ドアを開けて出てきた彼女は「何でこんなことするの!?」と泣きながらも切れていた。
「俺は何もしてない」と言うも「じゃあ誰が・・・・!」瞬間2人で走って部屋まで逃げる。
どっと疲れ、「とにかく寝てしまおう」ということで2人で布団を被り、そのまま寝てしまいました。

後日、彼女は度々自分の家で「何か気配感じる」とか「黒い影を見た」とか言うようになり、それもこれも俺のせいだ、ということでケンカになりわかれてしまいました。

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