なんか嫌な空気を感じますね。
何も起こらなければいいのですが・・。
ところで、みなさんはこんな経験ありませんか。
放課後一人で教室に残っていると、何か妙な気配を感じたということが。
もちろん、大抵は気のせいだと思うのですが、もし何か得体の知れない気配をはっきりと感じたならば、絶対にその気配のする方を見てはいけません。
彼のようになりたくなければ、、、。
ある男子生徒は課題の作文ができずに、放課後教室に残っていました。
もう秋だということもあり日が落ちるのも早く、気がつけば外は真っ暗でした。
彼が作文の仕上げの段階に差し掛かったとき、何か違和感を感じました。
教室の隅から何か見られているような視線を感じたのです。
彼は振り返りました。
しかし、そこには壁があるだけで誰もいません。
彼は気味が悪くなり、早めに仕上げることにしました。
彼は帰りの支度をすると教室に鍵をかけ、職員室に行きました。
どうやら国語の先生は帰ってしまったらしく、机の上に作文を置き、彼は昇降口へ向かいました。
廊下を歩いていると、また何か妙な気配を感じました。
誰かいるのか?
しかし、彼は気のせいだと自分に言い聞かせました。
なぜなら、彼はかなりの怖がりだからです。
階段までの道がなぜか遠く感じました。
暗い廊下には彼の歩く音しか響いていません。
もし自分以外の足音も聞こえたら、、、それを考えると彼は自然と早足になりました。
しかし、それがいけなかったのか、彼は階段でつまずいて転んでしまいました。
イッテ~・・。
彼はしばらくうずくまっていました。
痛みが治まると、また彼は妙な気配を感じました。
しかもそれはだんだん自分に近づいてくる。
彼はすぐに立ち上がりました。
絶対に後ろを振り返るまい。
無事に校舎を出られればこっちのもんだ。
彼は恐怖をこらえるのにやっとでした。
なぜならその気配ははっきり感じられ、彼の背中の方まで迫ってきているからです。
昇降口が見えてきました。
これで大丈夫だ。彼は少し安心しました。
そして何気なく近くの鏡を見ると・・。!!!
彼は声も出せずに硬直してしまいました。
なぜなら鏡には自分の姿、そして、その後ろには・・
血まみれの老婆が映っていたのです。
それから彼はどうやって校舎を出たかは覚えていません。
ただ、靴はきちんと履いていたようです。
その後、彼は恐怖のあまり、夜中に鏡を見ることができなくなってしまいました。
みなさんも得体の知れない視線を感じたら、気をつけてください。
長くなってしまいましたが、これで僕の話は終わりです。