奇妙な写真

奇妙な写真 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

これから話す事は実際に体験した本当の話です。

結構かわいがってくれた おじいちゃんとおばあちゃんの2人暮らしの家が近くにあってよく遊びに行っていた。
だけど、今年の3月に 心臓麻痺で おばあちゃんが亡くなってしまったの。

亡くなってから2ヶ月たった5月のGWに親戚の家に泊まりに行った。
私と従姉妹のお姉さん2人で1階の和室で寝ていた時のことです。

夜中、し~んとしている中 カシャッ カシャッ カシャ と3回奇妙な音が聞こえました。
なんだろうと思ったけど 気のせいかな?って思いながら その時は寝ました。
朝、お姉さんに物音の事を聞いてみたが「聞こえなかったよ 気のせいじゃない?」って言われたので、ちょっと気になったけどやっぱ気のせいかって思いました。

親戚の家のお泊りも終わり、GWも終わりを向かえすっかり奇妙な音の事なんか忘れてしまい、また仕事に追われる毎日か~て思いながら 荷物の整理をし使い捨てカメラを現像に出してきました。

思い出の写真をペラペラと見てると・・・
そうなんです。。
あの奇妙な音は、シャッターの下りる音だったんです。
3枚だけ奇妙な写真・・・
1枚目・・・部屋の中なのに、外が透けて庭に頭と足が無い白いワンピース着た人が立っている画像
2枚目・・・白いワンピースが部屋の中に入ってきてた画像
3枚目・・・寝ている私を見下ろしている画像
  
その写真を見て不思議だったのは、まず、部屋の中なのに外の風景がうつってる。
お姉さんと2人で寝ていたのに 写っていたのは私だけ。
それに、カメラはカバンの中にしまってあった。

もぉ~怖くなって 親戚に連絡して写真を見せに行きました。
どうして私? 怖くて怖くて泣いて怯えてました。
親戚の人も、写真見て怖がっていました。
初めての経験だったし・・・

そんな時、おじいちゃんが畑で採れた野菜を持ってきてくれて泣いてる私を心配して話を聞いてくれた。
おじいちゃんに写真を見せたら怖くてじいちゃんまで心臓発作で倒れたら困ると思ったけど見せてみた。
やっぱり おじいちゃんも真っ青な顔して写真を持ってる手が震えていた。
じいちゃんは、何も言わず帰ってしまった。。

少しして、じいちゃんがまた戻ってきた。
「これ見ろや。。
この白いワンピースは 昔、ばあちゃんがお気に入りで着ていた服だ」
っていいながら写真を見せてもらった。
本当に、若い頃のばぁちゃんで奇妙な写真のワンピースと同じのを着ていた。

でも どうして・・・
とりあえず線香をあげに行き、私に何か伝えたい事でもあるのかな・・・
それとも、私を恨んでるのか・・・
って、今まで怖がっていたけど 今度は悲しくて泣いていた。

奇妙な写真は、じいちゃんと私と親戚でお寺に供養して燃やしてもらいましたがなんだったのか 未だにわかりません。

長い書き込み 読んでくれてありがとうございました。

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