ある女の人がいた。(仮にAさんにするよ)
Aさんは新築アパートの一階の隅っこの部屋にすんでたんだ。
毎日がとっても充実してたんだって。
けど、そこに住んで1年ほどたったら、床の一部に変なしみができはじめたんだって。
別に何かをこぼしたわけでないしAさんは掃除好きだったらしいから、カビとかそういったことも考えられない。
気になったAさんは管理人さんに聞いたけど「たいしたことない」って取り合ってもらえなかったんだって。
Aさん、結構、神経質だったんだね。
管理人さんの留守に業者さん呼んで、調べてもらったんだって。
そしたら業者さん、「この部分腐ってます、交換しますか?」
勿論、Aさんは交換してもらう事にした。
で、業者さんが床をはがしたの。
腐ってたから簡単にはがれたらしい。
そしたら、その下に空洞があることがわかったんだって。
なんだろうって中をのぞいてみたら骨が出てきたらしいよ。
それも、人間の全身骨格。
業者さんは冷静に、警察に届け出て、床の張替えも何とか終わったんだけど、Aさん怖がって、翌日出ていっちゃったんだって。
結局、なんだったんだろうね。
昔、そこにお墓があった、っていう記録もないみたいだし、それにその骨、割合新しかったらしいよ。
ところで、Aさんってなかなか頭良かったらしいよ。
司法関係の仕事に就いてたんだって。
もしかしたら・・・・