ある海岸で拾われた、瓶に詰められた手紙の中に、
『乗組員の一部が反乱を起こして主要乗組員を殺害したが、自分は航海士(だったか、何か運行に関わる仕事)なので必要とされて、何とか今は生かされている。
助けてほしい』
ってことと、船の名前が書かれてて、こりゃえらいこっちゃってことになって、海へ捜索隊が出る。
その船は見つかって乗組員は逮捕。
航海士は助け出されるんだけど、
「どうやってこの事件がわかったんですか?」
と逆に聞かれて、そんな手紙を書いた事実はないというのがわかる。
実はその瓶詰めの手紙は、数年前に出版された冒険小説の広告で、主人公が話の中で送った瓶詰めの手紙を真似たものだった、ということが後になってわかる、という落ち。