「幽霊の声」が入っている曲の話を耳にした事はないだろうか?
以下は怪奇音が混入されている曲の一部である。
・岩崎○美/万華鏡:『後半、男性コーラスのバックに、あ~という男性の声』
・オフ○ース/Yes,yes,yes:『私にも聞かせて!』
・レ○ッカ/moon:『先輩…という女性の声』
・Dre○ms C○me Tr○e/Sweet Sweet Sweet:『この子誰の子?という声』
・S○AP/雪が降って来た:『いつか溶けるけどの後に死ね!の声』
・THE B○OM/からたちの花:『熱いよ、助けて!という声』
・B’○ /リスキー:『何とも言えない奇怪な声』
などなど、挙げればきりがない。
もともと、怪奇音の走りは岩崎○美の『万華鏡』であるが、実はこれに関する興味深い話がある。
以前、タレントで霊界の案内人J.I氏が、ことの真相をプロデューサーに確認したところ、ただのミキサー担当者のミスだったことが明されたそうである。
誤った音が混入されているのを気付かずに、商品化されてしまうが、「まぁ、いいだろう」という事で済まされてしまったのだ。
(この逸話は、実際にテレビでも放映された)。
そんな万華鏡であるが、その後、想定外のことが起こる。
怪奇音が話題を呼び、逆にそれが万華鏡の大きな「宣伝効果」となるのである。
当時では珍しい「幽霊の声が入った曲」を聞くために、岩崎○美のファン以外の者も「万華鏡」のレコードを購入した。
このころから「怪奇音=宣伝効果・話題作り」という手法が生まれてくるのである。
不思議な事に、その後続々と「怪奇音」が収録されている曲が発売されるものの、肝心なアーティスト側からの動き(発売元へのクレームや訴訟)、ファンに対するコメントなどは一切見当たらない。
発売元が宣伝目的で意図的に混入しているのであれば、アーティスト側から「クレーム等」があってもおかしくはない。
発売元にしても、混入の事実があるのであれば、アーティスト側への「謝罪等」何らかの公式なアプローチがあるはずである。
こうした動きが全くみられないところが怪奇音=偽者(にせもの)とされる所以(ゆえん)でもある。
何はともあれ、怪奇音に対する双方の動きがないということは、裏を返せば、アーティスト側も「怪奇音」の混入を了承=関係している?ものと考えることがでるのだ。