以下は数日前の事です。
寝るまぎわで、うつらうつらしていたのですが、目をつぶっているのに、人間の顔の下半分が目の前にうっすらと現れました。
意識はしっかりしていたので、よく見てみると、それは自分の顔の様でした。
鼻から口、あごの一部まで見えています。
そこで、実験してみようと思いました。
目をつぶっているのに見えるこの自分のような顔ははたして現実のものなのかどうか。
自分の口を開けてみました。
目の前に見える顔の口もあきました。
舌を上下させてみました。
目の前に見える顔の舌も上下に動きました。
間違いありません。
これは今現在の自分の顔です。
目をつぶっているのに、鏡が前にあるように映っています。
まぶたのすきまからひょっとして見えているのかとも疑いましたが、よく考えたら、目を開けていたって、自分の口なんか見えやしない。
今度は舌を丸めてみました。
やはり、目の前の顔の舌も丸まりました。
これ以上やってもキリがないので、やめました。
たぶん意識の半分が離脱して、自分の顔でも眺めていたのでしょうか・・。
—–
翌日、この事を思い出した時、ちょっと妙な事に気がつきました。
実験している時は特に気にしなかったのですが、目の前に見えた顔の口や舌の動きは、私がやってみた後、一テンポ遅れて同じになるのです。
鏡の様に同時ではないんです。
つまり、目の前の顔は、私の口や舌の動きを まね していただけなんです。