まだ彼氏が車持ってない学生の頃の話。
夜中まで遊んで、某駅から歩いて10分くらいの所にあるコンビニに買い物に行った。
買ったはいいけど食べるところがない。
コンビニの駐車場の奥にあった建物にある、2階に直で行ける階段に座りこむことにした。
2階も1階も空きテナントで、しかも道路から見えにくい所・作りだったから、いちゃこらするにもちょうど良かった。
夜中ってこともあり、道路には歩行者はほとんどいない。
ただ車が時々通り過ぎるくらい。
いろいろな話をしたりダラダラしたりしてたときだった。
急に2階の入り口のドアが
ガチャガチャガチャガチャ!!!!!!
ってなりはじめた。
彼氏もあたしもかなりびっくりした。
とりあえず階段から急いで降りて、ちょっと離れた。
中に人がいた???
でもここ空きテナントだよね??
なんだろう??
風かな?
でも風なんてなかったよね…
そう思って、あたしが階段を見上げたときだった。
急に足元に冷たい感覚があり、
え???
と思った瞬間、金縛りになった。
怖い。ヤバい。
連れていかれる。
何故かそう思った。
長いこと動けずにいた気がする。
実際は1分も経ってなかったんだと思うけど…
彼氏が無理矢理あたしの身体の向きを変えてくれた。
何故か動けるようになって、とにもかくにも逃げようってことで、近くのマンガ喫茶に避難した。
朝になるのを待って、帰ったんだけど、後日談があったりする。
その日の夜から、知らないおじさんがいつも近くいると感じるようになった。
何か電波だなぁ…と思いつつも、やっぱりいる感じはあった。
その人はぐるぐる歩き?回ったりするぐらいで特に何をしてくる訳でもなかったから、最初はかなり怖かったんだけど、日が経つにつれてどうでもよくなってきた。
そのうちに、気配を感じることもなくなった。
その頃よく仲間内で心霊スポットに行くことが多かったせいか、そういうところが鈍くなってと思う。
で、問題の建物に昼間行ってみた。
風の仕業だとして、ガタガタ鳴ることは出来てもガチャガチャ鳴ることは出来なかった。
明らかにドアノブを掴んで出した音だった。
鍵もかかってたし、中に人がいたとは考えにくい。
結局なんだったのかはよく分からなかったんだけど、かなり怖い体験ですた。
長文乱文失礼しますた。